不眠症

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つらい不眠症でお悩みですか?不眠症の対策や解消法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

睡眠のリズムについて

【睡眠周期】

睡眠には一定のパターンがあるという事実は、多くの研究結果によって世に知らされています。睡眠状態にある間は、ずっと深い眠りについたままのように感じられるが、レム睡眠とノンレム睡眠が、何度も繰り返されています。

レム睡眠は入眠後およそ90分後に現れるという性質があり、ノンレム睡眠からレム睡眠までを1サイクルとして考えられています。これを「睡眠周期」と呼んでいます。

通常の睡眠では、一晩にこの周期が4~5回繰り返されますが、1サイクルの中での睡眠構成(レム睡眠とノンレム睡眠の割合)は徐々に変化します。眠りに入った後1~2回目の睡眠周期においてはノンレム睡眠が長く、レム睡眠はわずかしか見られません。何度もこのサイクルを繰り返す度にレム睡眠の割合が増えていき、朝方にはレム睡眠の状態が30分以上も続くこともあります。

 

【体内周期】

地球の自転周期は改めていうまでもなく24時間です。私たち人間の生活サイクルも地球と同じ24時間と当然考えてしまいますが、不思議なことに、私たち人間の生活リズム周期は24時間ではなく、25時間であることが多くの研究で報告されています。

月の引力は、地球全体に影響を及ぼし、人間を含む生物はその影響下にあります。科学的な根拠はまだ証明されていませんが、月の1日周期が25時間であることが、人間の体内時計が25時間周期であることに何らかの関係があるのは間違いないと言われています。

では、人間の体内時計リズムが25時間周期であるにもかかわらず、24時間サイクルの生活ができるのでしょうか?

それができるのは、体内時計を毎朝リセットしているからです。人間の体内時計は、朝日の光を浴びることでリセットできるようにつくられています。日光を浴びることで、体内時計が朝であることを認識するのですが、特に重要なのが目です。

左右の目の後ろから伸びている視神経は、脳の視床下部というところで交差していますが、そのすぐ先にある直径1ミリほどの視交叉上核と呼ばれる部分が、体内時計のリセット装置になります。視交叉上核は目から強い太陽光線が入ったことを感知すると、松果体という組織に信号を送ります。すると松果体はメラトニンという物質を分泌し、血液によって体全体に運ばれていきます。このメラトニンという物質は、「時計ホルモン」とも呼ばれていて、分泌から14時間後に睡眠を誘う作用があります。

なので、体内時計をうまくリセットするためには、目の中に朝日の強い光を入れることがポイントとなります。また、光を見る時間は、日々だいたい同じ時間にするのが望ましいと言われています。ズレてもせいぜい1~2時間程度にしておくと、日々のリズムも安定していきます。休日の日は寝坊をせずに、平日と同様の時間に起床することを強くおすすめします。

体内時計は睡眠をコントロールするだけでなく、自律神経や内分泌ホルモン、免疫、代謝などの重要な生命活動にも大きく影響を及ぼします。当然、体内リズムが崩れると、生理的な機能がうまく作用しなくなり、体調が崩れてしまうのです。普段から何となくだるかったり、いつも疲れている、慢性的な冷え性などの病状がある人は、体内リズムの崩れが原因となっている例も少なくありません。

不眠症における文化と地域差3

前項で説明したお風呂での居眠りは、意識障害・気絶症状に近いことから、溺死につながるおそれもあるため、充分に注意する必要があります。2001年2月には、NHKの調査が発表されています。これによると、日本人の平均睡眠時間は、平日において7時間26分、土曜日では7時間41分、日曜日では8時間13分であることが分かっています。年齢を重ねるについれて、早寝早起きの習慣が身に付いてくるのだと、一般的には考えられています。しかしながらも、その状態が本当に習慣であるのか、高齢者に多く見られるとされる「睡眠相前進症候群(すいみんそうぜんしんしょうこうぐん、慢性的な入眠時間の前進・早眠、覚醒時間の前進・深夜覚醒・再入眠困難という、概日リズム睡眠障害の病態のひとつ)」の症状であるのかは、簡単には判断が付かないそうです。ちなみに仏教思想と結び付けることで、頭を北にして、足を南に配置する形で寝ることは、北枕と呼ばれて、今でも忌避している人が多いとされています。

不眠症における文化と地域差2

現代日本においては、電車やバスによる通勤や通学をする人が多くなっています。このような交通機関では、治安は非常に良いことが特徴でもあるため、その中で眠ることも珍しくはないのではないでしょうか。肉体労働が含まれる職種の場合、昼の食事の後に午後の作業開始までの間の、短い睡眠を取ることがあるようです。ちなみに、座ったままで眠る行為のことを、居眠りと呼んでいます。授業中や仕事中、さらには運転中などの眠ってはいけない場所や場合では、無意識の中で居眠りをしてしまうことがあります。私たちが主な睡眠とする夜では、伝統的とされる姿勢として、体を横たえて布団の中やベッドの上で取られることになります。この横になること自体を、寝ると言うこともあります。お風呂の中で居眠りをしてしまう場合、これは疲れの現れだと言われています。しかしながらも、温浴によって血管が拡張し、血圧低下を引き起こしたことによる意識障害、つまり気絶症状に類似している状態に近いとも考えられており、居眠りとは完全には一致しないそうです。

不眠症における文化と地域差1

睡眠(不眠)を世界的に見ていくと、例えばスペインを始めとした地中海地方などにおいては、昼食の後に睡眠を含んだ一休みをするという、「シエスタ(午睡)」の風習があるそうです。2000年代に入ると、ライフハックと呼ばれるハッカー文化の一端にある仕事術の延長が存在し、ここでは短時間の昼寝が注目されているという現象が見られます。シエスタはスペイン語で、お昼・その時間の昼休憩を指す言葉になります。目安としては、13時~16時になります。そもそもシエスタという言葉は、ラテン語の第6時に由来しています。これは日の出を基準としていて、日の出から6時間後を言います。大体、正午辺りの時間帯になります。ポルトガル語においては、同語源の言葉で、セスタと呼ばれています。シエスタは、昼寝を意味するものではありません。長い昼休みの間、何をしても良いという意味なのだそうです。たとえ寝ていなくとも、シエスタなのです。しかしながらも、労働時間の増加によって、地中海地方の国々であっても、シエスタを行えない企業が右肩上がりだという検証もされています。

動物にも不眠症はあるのか?2

なぜレム睡眠が、種差や個体に無関係だと言えるのかというと、カモノハシが9時間の睡眠時間の中で、そのレム睡眠が8時間を占めていることなどが、例として挙げられます。ちなみにイルカは、レム睡眠をほとんど要さないということです。脊椎動物以外の動物、つまりは節足動物などにおいても、睡眠と類似した状態があると言われています。神経伝達物質の時間変化を見ていくと、レム睡眠と似た状態に至っていることが分かります。人間とは違って、生物の中においては、長い期間覚醒しないという種も存在しています。これが、言わずと知れた「冬眠」です。冬眠する生物としては、クマ・リス・カエルなどがいます。さらに、睡眠の際の姿勢においても、生物によって違いがあります。魚は、普通に水中を漂うような形で睡眠状態に入ります。また、フラミンゴは片足で立ったまま寝ます。前述したイルカは、数秒程度を、大脳半球ずつ交互に眠るという半球睡眠を繰り返すことから、眠りながら泳ぎ続けることが出来るわけです。猫の場合、丸くなって寝る印象が多いですが、この姿勢は身を守ろうとしているか、寒い時の状態になります。飼い猫などになると、ほとんど確実に攻撃を受けないと確信していることから、仰向けで寝ることもしばしば見受けられます。

動物にも不眠症はあるのか?1

現代人の大きな悩みとなっている不眠症ですが、同じく睡眠を取る動物であっても、不眠症という症状は認められるのでしょうか。結論的には、動物自身が「不眠」という状態を意識しない限り、断定は出来ないということです。そもそも動物に必要な睡眠時間というものは、種ごとの体の大きさによって依存しているそうです。例として、小型の齧歯(げっし)類の場合、15~18時間、猫の場合、12~13時間、犬の場合、10時間、象の場合、3~4時間、麒麟(きりん)の場合では、たったの30分~1時間であることが分かっています。このような睡眠時間の違いが起こる理由としては、大型動物ほど代謝率が低いことが一因しており、脳細胞の傷害を修復する必要が少なくなるためだとも考えられているのです。さらに、草食動物では、睡眠をする間は無防備になってしまい、捕食者に狙われやすくなるという理由から、睡眠時間が短い傾向にあると実証されています。全ての陸生哺乳類に対して、「レム睡眠」の存在が認められています。しかしながらも、レム睡眠時間の種差は、体の大きさとは無関係だと考えられています。

睡眠に関わる神経伝達物質「オレキシン」2

軍隊使用のための新技術開発や研究を行っているアメリカ国防総省の機関、国防高等研究計画局(DARPA)の研究の中では、兵士が最高レベルの体調を持続しながらも、作戦遂行するためのプロジェクトというものが存在しています。これは、メタボリック・ドミナンスと言われています。この中では、オレキシンをスプレー化したものを吸入することによって、睡眠の代わりとして使用するといった研究が日々行われているそうです。オレキシンの作用を阻害する薬物としては、オレキシン受容体拮抗薬が開発されています。この薬は、睡眠導入を目的として期待されているのです。ちなみにDARPAは、日本では防衛高等研究計画局、国防高等研究事業局、国防高等研究計画庁などと表記されています。ARPAの時期に、インターネットの原型であるARPANET・全地球測位システムのGPSを開発したことが周知されています。オレキシンは、神経細胞に含有されるペプチドであり、これは脳内に多く存在しており、神経伝達物質として重要となっています。

睡眠に関わる神経伝達物質「オレキシン」1

不眠症の原因となる神経伝達物質の1つとして、「オレキシン」が挙げられます。オレキシンは、1998年に発見された、神経ペプチドになります。オレキシンAとオレキシンBとに分かれています。視床下部外側野に存在している神経細胞が、オレキシンを産生しています。別称として、ヒポクレチンがあります。オレキシンは、食欲や報酬系に関わるだけでなく、睡眠や覚醒を制御することで周知されています。オレキシンを生成している神経細胞は、消滅することによって、ナルコレプシーという睡眠障害に発展していくのです。ナルコレプシーは、日中において、場所や状況を選ばずに生じ得る、強い眠気の発作を主とした症状の脳疾患、睡眠障害になります。笑い・喜び・怒りなどの感情が誘因となる、カタプレキシー(情動脱力発作)を伴う患者も多くいますが、そうした症状が見られない患者も存在しています。一般への知名度が極めて低いことと、専門医が少ないことから、患者に対する正しい診断や治療が受けにくいそうです。また、周囲の人間からの理解が得られないなど、患者には精神的にも大きな負担が掛かっているのです。

不眠症と人間の睡眠との関係2

短期的に考えていくと、人間にとっての睡眠とは、栄養(生物体が体外から物質を取り入れて、成長や活動に役立たせること)を摂取よることよりも遥かに重要であると考えられています。マウスの実験においては、完全に睡眠を遮断した場合、およそ1~2週間以内に死亡するといった結果が出ています。この結果は実は、食物を与えなかった場合よりも短いのです。睡眠が遮断されることによって、極端な衰弱に加えて、体温調節の不良、さらには脳の内部である視床(脳の構造の中でも、特に間脳の一部を占める部位)にまで損傷が生じるようになっていました。これは人間の場合においても、同じことが言えます。眠りが遮断された状態を継続していくと、段々と思考能力が低下していきます。それから「妄想(根拠もなくあれこれと想像すること)」や「幻覚(実際に感覚的刺激や対象がないにも関わらず、あるように知覚すること)」が生じ始めて、相当期間において、強制的に眠らない状態でいた場合には、死亡する可能性を示唆しています。

不眠症と人間の睡眠との関係1

人間に必要な睡眠量は、個体差があると言われています。平均的には、7~8時間が最多層と考えられています。カリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプキ氏らによる、睡眠医療の掲載論文や、名古屋大学医学部大学院の玉腰暁子氏の研究では、睡眠が7時間以上、8時間未満の場合において、その平均余命が最も長くなるとしています。睡眠中は、刺激に対する反応がほとんど消失します。さらに、移動や外界の注視などの様々な活動も同時に低下するのです。これは一般的、閉眼して意味のある精神活動は停止した状態になりますが、適切な刺激を受けることによって、簡単に覚醒すると言われています。だからこそ、睡眠と意識障害とは、実は全く違った性質にあるわけです。さらに、人間を始めとした、大脳が発達する数種の動物においては、睡眠中に「夢」と呼ばれている、ある種の幻覚を体験することがあるわけです。夢は、睡眠中において、あたかも現実の経験であるかのように感じる一連の観念や心像になり、視覚像として現れることが多くありますが、聴覚や味覚、さらには触覚などの運動感覚を伴うこともあります。

そもそも睡眠はなぜ必要なのか?

不眠症に関する問題を考えていく上で、そもそも人間の睡眠は、どうして必要となるのでしょうか。睡眠とは眠ることを指し、周期的に繰り返す意識を喪失した生理的な状態のことを言います。動物の場合であっても、身体の動きが停止して、外的刺激に対した反応が低下し、意識をも失われている状態を指し、簡単に目覚めることのない状態に当たります。睡眠には、目的が存在します。心身の休息だけでなく、記憶の再構成など、高次脳機能においても深く関わっていることが、現在までに分かっているのです。下垂体前葉に関しては、睡眠中に2時間~3時間の間隔で、成長ホルモンを分泌しています。その放出間隔は、睡眠によってこそ変化しないものの、放出量は多くなる傾向にあります。以上のことから、子供の成長や創傷の治癒、さらには肌の新陳代謝などは、睡眠時に特に促進されると考えられているのです。そのほかとしても、免疫力の向上、ストレスの除去等、様々な理由がありますが、実際の所は、まだ完全には解明されていないそうです。

レム睡眠とノンレム睡眠

レム睡眠のレム(REM)とは、Rapid Eye Movement の頭文字をとったものです。つまり、眠っているときに、眼球が速いスピードで動いている状態を意味しているのです。

眼球の動きは、脳波の動きと同様に脳の活動状態と深い関連性が認められていて、脳が緊張もしくは興奮している時には速く細かい動きを繰り返し、深い睡眠に入るに連れてゆっくりとした動きに変化していきます。

激しい眼球運動が見られる場合をレム睡眠と呼び、激しい眼球運動が見られない睡眠をノンレム睡眠と呼びます。眠っている人がレム睡眠なのか、ノンレム睡眠なのかを見分ける方法は簡単で、まぶたの下で眼球運動があるのかどうかを見てください。

レム状態では、体はほとんど動きませんが、脳は盛んに活動しているので眼球は動いているのです。睡眠としては非常に浅いものなので、それだけでは満足な睡眠とはなりません。一方、ノンレム睡眠は、確実に脳が休息状態となります。なので、私たちはノンレム睡眠をすることによって、初めて脳の疲れを軽減させることができるといえます。

レム睡眠がみせかけだけの意味のない睡眠だというわけではありません。レム睡眠の時に脳にインプットされている情報を整理し、ノンレム睡眠に移行させるという役割をもっています。つまり、レム睡眠とノンレム睡眠ともに充分にとることによって満足する睡眠が成り立つのです。

睡眠時における脳波の動き

ハッキリと目覚めた状態では、脳波は13ヘルツの振幅を示します。1秒間あたり13回の振動になり、これをβ(ベータ)波といいます。一方、目を閉じて安静しているときは、脳波はおよそ8~13ヘルツの振幅を示します。これをα(アルファ)波といいます。さらに深い安静状態に入ると、規則正しかったα波のパターンが徐々に断続的になり、やがて4~8ヘルツのθ(シータ)波へと移行していきます。

θ波が出ている状態の人を見ると、目を閉じて静かにしているので、すっかり眠っているように見えます。しかし、実際には眠っているというわけではありません。声を掛けたり体を揺すったりするとすぐに目を覚まし、本人は眠っていたという自覚がほとんどありません。この状態が入眠期で、そのまま寝ていると深い睡眠に入ります。

さらに深い眠りに入ると、4ヘルツ以下のδ(デルタ)波となり、感覚や近くのレベルが極めて低くなります、この状態にある人は、少々の音や振動ではピクリとも反応しません。

目覚めた状態に近いときには高い周波数の波が多くなり、睡眠が深まるほど周波数は低くなります。

 

【睡眠時における脳波動き】

①眠気が始まりα波の後にθ波が出現する。

②浅い眠りのレム睡眠状態になる。12~14ヘルツの睡眠紡錘波(入眠直後に現れる脳波)が現れる。

③徐々に深い眠りに向かって入っていき、δ波の割合が高くなってくる。

④一番深い状態のノンレム睡眠となる。δ波が50%以上の割合となる。

⑤やや浅い眠りだが③の段階の眠りで、意識は完全に消滅している。α波や睡眠紡錘波が現れ、夢をみることが多くなる。

※以上の睡眠パターンを1.5~3時間周期で繰り返します。

睡眠の役割

【脳を休める】

私たちは、あらゆる場面でストレスを受け、何かを考えたりして過ごしています。朝起きてから寝るまで一時も脳が休息する時間はありません。休日にのんびりテレビを見ている時でさえ、脳はつねに働いています。

特に仕事や勉強しているときは、脳の疲れ方も半端ではありません。時間を惜しんで眠らずに頭を使い続けていると、そのうち集中力が低下して、思うように頭が回らなくなります。

私たちがいつでも正しい思考や判断を下せるようにするためには、睡眠をとって脳を休息させる必要があるのです。

 

【体を休める】

睡眠は体の疲れも癒してくれます。疲れは、乳酸という疲労物質が筋肉に溜まりすぎ、それを処理しきれないときに起こります。運動をした後にへばってしまうことがよくありますが、これは筋肉に乳酸が溜まりすぎているからです。

よって、筋肉中に残っている乳酸を早く血液中に流してしまえば、疲労は回復します。血液中に流れた乳酸は肝臓でブドウ糖に変化し、再び血液中に戻っていきエネルギー源として再び利用されるのです。

全身の筋肉を使った活動が長時間続いた時に、休息となる睡眠が充分にとれなかったとすると、乳酸を処理しきれないために体の疲れが抜け切れません。

睡眠中は、筋肉の緊張度がとても低くなり、新たに乳酸がつくり出されるのを防ぐと同時に、溜まっている乳酸を処理することができるのです。

 

【自律神経を休める】

私たちの体には膨大な数の神経が張り巡らされていて、その中でも意志とは関係なく働く自律神経は、心臓や呼吸など生命活動に関わる重要な役割を担っています。

自律神経は、交感神経と副交感神経によって成り立っていて、どちらかが働いているときは、一方が休むというシーソーのような働きをしています。

交感神経は、仕事や勉強など、一生懸命に何かに熱中してり、集中したりするときに働く神経で、脳に血液をたくさん送り込む役割をしています。一方、リラックスしているときに働くのが副交感神経です。緊張状態からのんびり状態に体を切り替えてくれる神経です。

したがって、その切替がうまくいかないときは自律神経が働いていないということになります。自律神経の不調が長期化すると、めまい、不眠、肩こり、便秘、手足の震え、動悸・息切れ、などあげたらきりがないほどの症状がでて心身に大きな影響を与えます。

自律神経の乱れの原因は、ほとんどがストレスによるものですが、睡眠によって休息・回復させることができます。例えば、日中に上司に理不尽なことを言われて寝る前まで怒り心頭なことがありました。でも、朝起きたら冷静になって物を考えられるようになっていた。なんてことは一度は経験したことがあるかと思います。これは睡眠によって自律神経がうまく切り替えられ、交感神経が活発な状態から副交感神経が優位になったということです。

 

【ホルモンを分泌させる】

睡眠は脳や体を休めるだけでなく、睡眠の時にしか分泌されない成長ホルモンなどにも大きな関係があります。成長ホルモンは、睡眠に入ってから約90分後のレム睡眠時、一般的には夜10時~午前2時の間に多く分泌されると言われています。

睡眠中にしか分泌されないホルモンは、成長ホルモンの他に、下垂体ホルモン、黄体ホルモン、甲状腺刺激ホルモンがあります。

下垂体ホルモンはノンレム睡眠の発生に深い関係があると言われていて、ノンレム睡眠が正常にいかないと深い眠りを与えるレム睡眠もできないことになります。

成長ホルモンは、その名の通り体の成長に欠かせないもので、骨や筋肉などの発育に必要な役割を担っています。成長ホルモンの分泌は20歳を過ぎた頃から少なくなり、40歳位になると中年太りや生殖機能の低下が顕著になり、体の衰えが目に見えるようになります。これは成長ホルモンが関係していて、子供のときは体の成長に欠かせませんが、大人になると、新陳代謝や肌の回復機能、疲労回復に欠かせなくなります。いわゆる、大人になってからの成長ホルモンの役目は、体の修復機能に大きな影響を及ぼすのです。

成長ホルモンの分泌は、一生を通じて低下することはあってもなくなることはありません。睡眠が充分でないと成長ホルモンの分泌にも影響を及ぼすことになります。

 

睡眠時間が長ければいいというわけでもない

睡眠は量よりも質が大切で、深い眠りを得ることができれば、睡眠時間は短くても問題はありません。むしろ、睡眠をとりすぎると体がだるくなるだけで、健康にもよくないという研究報告もあります。

脳を常に働かせている人は頭の回転がどんどんよくなりますが、脳をあまり使っていないとすぐに鈍くなってしまいます。睡眠には脳を休息させるという、とても重要な働きがありますが、長すぎる睡眠はかえって脳を弛めてしまうというのも事実です。

あまり脳を休息させすぎると、頭のキレが悪くなってしまいます。長時間休めば休むほど元気がなくなり、能力が低下してしまいます。

鈍化するのは脳だけではなく、体や自律神経も同様です。休息も取り過ぎると、本来持っている機能が充分に働かなくなり、体からは年中だるさが抜けず、ちょっとした環境の変化で健康を害したりします。

実際に不眠症の人が睡眠時間を最小限に削って活動的な毎日を送ったところ、改善に向かったという報告もあります。

効率的よく睡眠をとり、あまり体を休ませ過ぎないことによって、自律神経が活発化し、ホルモンの分泌や新陳代謝が促進された結果によります。

寝起きが悪い人が増えている理由

多くの人が睡眠に関する悩みを抱えています。中でも多く見られるのが、なかなか寝つけないうえに朝の寝起きが悪いといった悩みです。こういった状態になる理由として、生活リズムの乱れが挙げられます。

もともと人間は、朝日とともに起きて日の入りとともに眠るという生活習慣があります。元来、私たちの自律神経のリズムが朝型になっているので、早寝早起きを実行している人には睡眠不足を訴える人はほとんどいません。

しかし、近年では社会生活そのものが24時間体制になってきているので、夜遅くまで生活するというパターンが定着してきています。これにより、本来は朝型であった人間が、夜型に近い生活を強いられているのです。

それでも、毎日就寝時間が同じであれば、私たちの体はその習慣を覚えるので、決まった時間に快適に迎えることは可能です。しかし、就寝時間がバラバラになってしまうと、毎日の生活リズムが根本的に崩れてしまいます。

前日に深夜まで起きていて、朝も遅めに起きた人が、次の日早めに眠りにつくことはとても難しいです。なかなか寝付けず、ようやく眠りに入った頃には起きなければならないという結果になってしまいます。

睡眠効率が悪い状況を長く続けていると、熟睡できない体になってしまい、疲労が抜け切れないまま朝を迎えてしまうことが増えてしまいます。それが、慢性的な不眠症とつながるのです。

寝酒を適用するならば

就寝前にお酒を飲む人は多いようですが、ナイトキャップとして利用するためには、いくつかの鉄則を守らなければならないので注意が必要です。これを守らなければ寝酒を飲むことは、安眠に対して逆効果になってしまうことがあるので肝に命じてください。

まずは量についてです。ほろ酔いの一歩手前で止めておくことです。飲み過ぎになってしまうと、せっかく眠ったのに途中で目が覚めたり、翌朝気分が優れなかったりすることがあります。また、アルコール度数の低いビールは、眠くなるまでにたくさん飲まなければならず、たくさんビールを飲むと当然水分を多く摂ることになるので、夜中にトイレに行く羽目になるので逆効果となってしまいます。

次にタイミングです。寝床に入る1時間~30分前までに飲むのが最も有効的です。アルコールを口にしてから、酔いが回るまでの時間がちょうどその位のタイミングとなるからです。

量とタイミングをしっかり守れば、お酒もナイトキャップとして役に立つことができます。眠らないからといって安易にお酒の量を増やしたりすると、アルコール依存症にもなりかねないので、特に量については注意してください。寝酒はあくまでも不眠を解消するための手段のひとつであって、あくまでも寝る前の気分転換という程度のものとして捉えてください。

 

寝酒に向いているお酒のレシピを紹介します。

【甘いウィスキー炭酸割り】

①ウィスキー(30ml)に砂糖(小さじ1杯)を加えて、かき混ぜてください。

②炭酸水を適量加えたら、出来上がりです。

寝酒として考えると、少量で酔えることが可能なものが適しています。ここでは、アルコール度数が高いウィスキーをオススメしています。これに砂糖と炭酸水を加えることで、睡眠効果が増加します。砂糖を加えることで、甘みでリラックスさせます。炭酸水を加えることで、胃が活性化し、アルコールの吸収力を高め、酒量を摂りすぎる前にほろ酔いになることができます。

「サフラン」は不眠に効く

カレーライスやパエリアの色付けなどに使われるスパイス「サフラン」が、最近では健康に役立つ食材として注目されています。

まず、サフランの色素成分に、記憶・学習改善作用があることが報告されています。マウス実験では、サフランエキスの与える量が増えれば増えるほど、脳の学習・記憶をつかさどる器官である海馬の働きが向上して、神経伝達がよくなるという結果がでています。

他にも高血圧、動脈硬化、高脂血症、不眠の改善作用があることが報告されています。マウス実験では、麻酔薬にサフランエキスを加えたものを与えると、麻酔薬だけのものより、長時間眠っているという結果がでています。

こうした研究結果の作用を生かして、最近では不眠症を対象にサフランが配合された健康食品が多数発売されています。サプリメントを摂るのもひとつの手だと思いますが、ここでは家庭で簡単につくれる「サフラン水」を紹介します。簡単につくれるし、お金もあまりかからないので、サプリメントよりも経済的です。

【サフラン水のつくりかた】

(以下レシピの材料は3日分です)

①ビンに水(1リットル)を入れてから、サフランのめしべ(10本)を入れ、蓋をしめて軽く振ってください。

②その後、15分程置いたら出来上がりです。(簡単ですねえ)

③飲んだら残りは蓋をして冷蔵庫で保存してください。つくった分は3日で飲み切ってください。

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