不眠症

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つらい不眠症でお悩みですか?不眠症の対策や解消法を紹介していますので、ぜひご覧ください。

不眠症にはマグネシウムが関係する?

不眠症の原因として挙げられるものの1つに、周期表第2族元素の1種である「マグネシウム(人間を含む動物や植物の代表的な必須元素であるミネラルであり、特に植物の光合成に必要なクロロフィルにおいては、配位結合の中心として不可欠だとされている)」の欠乏やマグネシウムが低レベルに陥ったことによって、引き起こされているという可能性があると考えられています。マグネシウムは、マグネシュームと転訛(てんか、語の本来の発音がなまって変わること)することもあり、酸化マグネシウムやオキソ酸塩の成分としての酸化マグネシウムは、苦い味に由来することから、苦土(くど)とも呼ばれています。しかし不眠とマグネシウムの関係性は、現在までに、医学的には実証されていません。それでも、マグネシウムが含まれた健康的な食事は、睡眠を改善する手助けになることは明示されています。L―アルギニン、L―アスパラギン酸、S―アデノシル、L―ホモシステイン、DSIPと言われるデルタ睡眠誘発ペプチドに関しては、特に不眠症の緩和に役立つ可能性があると言われています。就寝前において、L―グリシンを3グラム程度摂取することが、睡眠の質を改善するという報告も存在しています。

ホップとビールの関係

ホップの包葉の基部の中に生じる、黄色の粉末であるルプリンには、アルファ酸であるフムロンが含まれています。これがビール醸造の煮沸工程において、イソアルファ酸と呼ばれるイソフムロンへと変換されるわけです。このイソアルファ酸が、ビールの根幹というべき苦味成分になります。ホップは、ビール以外の目的にも使われます。生薬としても効能があり、健胃や鎮静を有していると言われています。ヨーロッパにおいては、ハーブの1種でありながらも、民間薬としてよく使われているのです。ホップの主成分は、苦味、香り、そしてキサントフモール、イソキサントフモール、8―プレニルナリンゲニンなどの、機能性を有した物質によって構成されています。上記のようなホップを由来とする物質においては、多彩な機能性が科学的にも研究されていて、エストロゲン様作用による更年期障害の改善作用や、睡眠時間の延長作用、鎮静作用、II型糖尿病患者に対してのインスリン感受性の改善作用、胃液の分泌増加作用、イソフムロンの肥満予防効果など、多様な報告が挙げられています。ホップはまた、機能性食品の素材としても、最も注目するべき植物だと言えるでしょう。

不眠症に効くハーブ「ホップ」の特徴3

前項で見てきた通り、こうした過程を経て、ビールにホップが入れられるようになり、それと同時にホップの栽培が広く普及するようになったのです。それから、1516年に、バイエルン公ヴィルヘルム4世によって、ビールは大麦(イネ科の1年草)・ホップ・水だけを原料とするといった「ビール純粋令(現在でも有効な食品に関連する法律として世界最古)」が定められたのです。日本においての栽培は、1877年、明治10年に、北海道開拓使によって、外国から苗を持ち込んで栽培したのがきっかけだと言われています。ホップの栽培は、世界的に見ると、ドイツやアメリカで最も多いとされており、チェコ・イギリス・フランス・中国・スロベニア・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド・日本などでも行われています。ホップの毬花(きゅうか、裸子植物の松・杉・ヒノキなどの雌花)には、黄色の粒子が存在しており、これはルプリンと呼ばれています。ビールに香りや苦味を付けている物質は、このホップの包葉の基部に生じる黄色の粉末の中に含まれていると言われています。

不眠症に効くハーブ「ホップ」の特徴2

ホップはまた、エジプトにおいては、薬用に使われていたとも言われています。8世紀に入った頃には、ホップの使用と栽培がドイツで始まりました。それから徐々に、ヨーロッパ各地へと普及していったのです。12世紀になると、ホップはビールの味付け(苦み)に使われ始めるようになりました。それでも、その当時に流行っていたのは、薬草や香草を使用しているグルートビールと呼ばれているものでした。14世紀~15世紀にかけては、ホップビールが有する独特で爽快な苦味や香り、そして日持ちの良さなどが高く評価されることとなり、ここでようやくビールが主流となったのです。認められるようになった理由としては、ホップが持っている香味だけではなかったそうです。香味よりも、ホップを入れてから煮詰めた「麦汁(ばくじゅう、大麦を原料とするビールやウイスキーの醸造の糖化過程において生成される液体のことで、酵母が発酵によってアルコールを生成するために必要な糖を含む)」を使ってビールを造ると、腐りにくいことに加えて、長持ちするということが大きかったと言えるでしょう。

不眠症に効くハーブ「ホップ」の特徴1

不眠症に効果的だとされるハーブの1つホップは、以前まではクワ科に属していました。しかし「托葉(たくよう、葉柄やその基部に付く葉状片)」が相互に合着しなかったり、種子に「胚乳(はいにゅう、種子の中にあり、胚を包んで胚の生長に必要な養分を蓄えて供給する組織)」があったりなどの理由から、アサ科へと分類されることになりました。同じアサ科の植物としては、大麻であるカンナビスが存在します。また、同属種としてはカナムグラがあります。前述したような大麻などの種類には、アルファ酸であるフムロン(苦味化学物質の1つ)はないと言われています。ホップの原産は、黒海とカスピ海に挟まれた地域であるカフカスの付近だと推測されています。現在よりも遥かな昔、紀元前という古い時代において、西アジアやヨーロッパの山地で、野生のホップが自生していたと考えられています。紀元前6世紀頃に入ると、メソポタミア地方の新バビロニア王国や、カフカス山脈付近にあるカフカス民族によって、ビールとして野生のホップが使用されていた痕跡が残っています。

睡眠薬の作用時間別タイプ

睡眠薬の催眠作用について、服用してから血中濃度が最高値の半分値になるまでの時間(消失半減値)によって、以下の4つのタイプに分類されます。

 

①超短時間作用タイプ

すぐに効きはじめ、2~4時間で効果がなくなる。翌朝までは持ち越さない。

②短時間作用タイプ

消失半減値が6~10時間。翌朝にあまり持ち越さない。

③中間作用タイプ

消失半減値が20~30時間。翌朝に持ち越すこともある。

④長時間作用タイプ

消失半減値が50~100時間。翌朝に持ち越しやすい。

 

寝付きにくいタイプの場合、超短時間作用タイプと短時間作用タイプを使うことが多いです。夜中に目が覚めやすかったり、早朝に目が覚めるタイプの場合、中間作用タイプか長時間作業タイプが効果的です。また、中途覚醒があっても、朝にはすっきりと目覚めたいという理由から、短時間作用タイプを使う人もいます。自分のライフスタイル、仕事上の都合なども考慮し、医師とよく相談して処方してもらいましょう。

ビールにも応用されるホップの効果

ホップに非常によく似た植物として、カラハナソウがあります。カラハナソウは全国の山地に自生していることから、よくホップとして混同されがちです。しかし、全く違う品種というわけでもなく、カラハナソウはホップの変種にあたります。特徴としては、ホップに比べて苦みの成分が少ないことです。一般的なホップは、日本国内では北海道の1部にだけ自生しています。雌雄異株のツル植物であり、ツルの高さは7~12メートルになると言われています。また、多年生植物であることから、1度植えるだけで、その根株は10~30年も引き抜くことなく使用することが出来ます。雌株には、「毬花(きゅうか、裸子植物の松・杉・ヒノキなどの雌花で、1本の軸上に雌しべの基部に胚珠をつけたものが多数あり、球状になっているもの)と呼ばれている、松かさに似た花のような形状のものを付けており、この毬花がビールの原料になるわけです。日本においては、未受精の毬花が主として使われていますが、地域により、受精した毬花もまたビール醸造に使われているそうです。

ラベンダーの種類とホップについて

ラベンダーは、ヨーロッパの各地で盛んに品種改良が行われていました。また、交雑種が起こりやすい性質にあったことで、その品種名や学名は、かなりの割合で混乱をきたしています。例として、真正ラベンダー、ラバンジン、フリンジド・ラベンダー、フレンチ・ラベンダー、レースラベンダー・ラベンダー、スパイクラベンダー、タスマニアンラベンダー、オーストラリアンラベンダーなどが挙げられます。それに加えて、植物学上の分類においては、同一の品種にあっても、産地によって抽出されるオイルの成分構成や香りが違うことから、生産地名を加えることで区分している場合もあります。さらに、アサ科のつる性多年草であり雌雄異株の「ホップ」という名は、ベルギーのポペリンゲという町で植樹されていたことに由来しています。「毬花(きゅうか、裸子植物の松・杉・ヒノキなどの雌花で、1本の軸上に雌しべの基部に胚珠を付けたものが多数ついていて、球状になっているもの)」は、ビールの原料の1となっています。苦味や香り、それに加えて泡が重要となり、これが雑菌の繁殖を抑えて、ビールの保存性を高める働きをしてくれます。

ラベンダーの効能と利用法

シソ科であり背丈の低い常緑樹である「ラベンダー」は、主としてポプリやハーブティー、そしてアロマセラピーや観賞用などにも利用されています。春なると、紫や白、そしてピンク色の花を咲かせるという、様々な品種があることが特徴的です。その中でも、特に紫色の花が私たちには最も身近であり、有名だと言えるでしょう。ラベンダー色とされるものは、薄紫色を意味しているのです。ラベンダーの効能としては、鎮痛や精神安定、防虫や殺菌などと言われています。属名としては、洗うという意味のラテン語に由来しています。その時代のローマ人が、入浴や洗濯をする時に、湯や水にラベンダーを入れることを好んでいたからだと言われています。ラベンダーの利用法として主に挙げられるのが、香料としての芳香剤や、観賞用になります。そして葉だけではなく、花をも食用とされます。チャールズ1世の皇妃であったヘンリエッタ・マリア・オブ・フランスは、ラベンダーの花を刻んでから粉砂糖と混ぜて、ローズウォーターを使ってペースト状に練った砂糖菓子が大好物だったそうです。そしてこれを、ビスケット等に塗って食べていたそうです。

不眠症対策のハーブについて2

カモミールの和名は、加密列(カミツレ)と言います。これは、オランダ語名であるカーミレのつづり字から転写したもので、カミッレが語源となっています。また、旧仮名遣いにおいては、促音にあたる「っ」を、大きな表記である「つ」として書いていたことから、このようになまっていったのだと考えられています。別称としては、カミルレがあります。カモミールと呼ばれる植物は、この他にも存在しています。キク科ローマカミツレ属の多年草であるローマンカモミール、ハーブとしての価値はないのですが、園芸種として白花の八重咲きで花が大変美しいために観賞用に栽培されているイヌカミツレ、ヨモギギク属のナツシロギクがかつてカミツレ属(マトリカリア属)に分類されていたカミツレモドキなど、カモミールが名前の中に入っている近縁種はたくさん存在するのです。ちなみにローマンカモミールは、ジャーマンカモミールと同じくして、花を染色に利用することが出来ます。また、ハーブとして入浴剤にも使えます。全草には香りが含まれており、花からいれたハーブティーには苦みがあります。

不眠症対策のハーブについて1

不眠症患者の中には、ハーブをその治療方として使っている人たちがいます。オミナエシ科カノコソウ属の多年生植物である「バレリアン」の成分は、肝臓で分解されることから、肝機能不全の患者に使用するべきではないとされています。ナイアシンやニコチン酸、ニコチン酸アミドと一緒に服用してしまうと、特に肝毒性が高まると言われています。このことから、上記の併用は避けることが望ましいと言われています。また、妊娠中の時は、流産の恐れがあるので、絶対に使用してはいけません。妊娠や授乳中の安全性についても、未だ充分な検証データが得られていないので注意が必要です。キク科の1種の耐寒性1年草である「カモミール」の語源は、大地のリンゴという意味のギリシア語名であり、カマイメーロンと言います。その由来は、リンゴの果実に似た香りが花からするからです。また、スペイン語名であるマンサニージャは、リンゴのような香りがあるものという意味になっています。属名のマトリカリアの意味は子宮であり、婦人病の薬としても効果的だということに由来しています。

不眠症に効くハーブ「カモミール」の詳細

カモミールは不眠症に効果的だという以外にも、近くに生えている植物までをも健康にする働きがあると考えられています。つまり、「コンパニオンプランツ(共栄作物とも呼ぶ農学や園芸学上の概念で、近くで栽培することで互いの成長によい影響を与え、共栄し合うとされる植物のことを指す)」としても利用されているのです。例として挙げられるのが、キャベツやタマネギの傍にカモミールを植えておくことで、害虫予防になります。また、浸出液を苗木に霧状にしてふき出させて散布すると、立ち枯れ病を防げると言われています。さらに、ハーブティーや入浴剤として使用したあとに、その花を土に埋め込むことで、カモミールの効果がもたらされた土になるそうです。歴史も長く、今から4千年以上も前のバビロニアでは、既に薬草として使用されていたと言います。以上のことから、ヨーロッパでは最も歴史のある民間薬とされて、これまで重宝されてきたわけです。日本でのカモミールは、19世紀の初めにオランダから渡来しました。それから、鳥取や岡山などで栽培が始められることとなったのです。

ハーブは不眠症治療にも使用される3

ちなみにハーブの1種「カモミール」は、現在ではその薬効性はほとんどないと言われています。しかし、以前はヨーロッパ、特にフランスなどにおいて、薬草として用いられていました。健胃剤や発汗剤、さらには消炎剤や婦人病の薬などにも使われていたそうです。「バンクスの本草書(中世のハーブ研究において有益な情報が集約されている文献)」には、肝臓の痛みや頭痛、そして偏頭痛などに効能があると書かれています。特に、ワインと一緒に飲むと良いともされています。現在では安眠の薬と言われており、乾燥した花にお湯を注いで、降り出したものを飲むことで、リラックスしてよく眠れるそうです。心身の「不定愁訴(ふていしゅうそ、頭が重い・イライラする・疲労感が取れない・よく眠れないなどの何となく体調が悪いという自覚症状を訴えても、検査をしても原因となる病気が見つからない状態のこと)」の解消に役立つとされており、園芸療法として代表的なハーブとして有名です。私たちがよく知る、ハーブティーとしてもティーバッグの形で市販されています。さらにカモミールの花からは、精油を抽出してアロマテラピーに用いることも出来ます。

ハーブは不眠症治療にも使用される2

不眠症に効果的なハーブの1つであるバレリアンは、経口摂取すると、眠りに付きやすくなると言われています。さらに、睡眠導入・不安・ストレスにも効能があるとされています。上記のような理由によって、欧米においては広く用いられているのです。しかし一方で、過剰に摂取したことによる副作用や、長期的に服用したことによる習慣性、そして副作用の発現も多々報告されています。発祥地のドイツでは、不眠症や不安に用いられています。バレリアンは、睡眠の質を改善するとも言われているのです。しかしその効果は、安定的ではないとされています。即効性がないため、発現までには長期間を要する場合もあるそうです。そのため、用量・用法を守ることで、安全で継続的な効果が得られるとして、現在まで使用されているのです。ちなみに、バレリアンの副作用として挙げられるのが、眠気・歩行障害・低体温・筋弛緩・痙攣(けいれん)・疲労・頭痛・動悸・麻痺・肝障害・習慣性だと言われています。医薬品と併用する場合は、明確とされる作用や副作用は存在していません。

ハーブは不眠症治療にも使用される1

不眠症患者の中には、オミナエシ科カノコソウ属の多年生植物である「バレリアン」、キク科の1種の耐寒性1年草である「カモミール」、シソ科であり背丈の低い常緑樹である「ラベンダー」、アサ科のつる性多年草であり雌雄異株の「ホップ」、とけいそう科でありケイソウ属のつる性多年草である「パッションフラワー」といった種類のハーブを使用している人がいます。特にバレリアンに関して言うと、複数の研究が報告されており、効き目が穏やかなように見えるそうです。ヨーロッパ原産であり、その根や茎が不眠症や精神高揚などに効果がある薬草として使用されています。ドイツではまた、不眠症や精神不安への使用を承認しているそうです。しかし日本では、非医薬品に分類されています。事例としてサプリメントとして販売されることもありますが、手軽に入ってしまうことから、副作用や成分による被害も多く出ているので、注意が必要です。また、成分としては吉草酸やテルペン類、揮発油成分、アルカロイドなどが含まれています。ちなみに猫は、バレリアンの香りを非常に好むそうです。だからこそ、例えば庭にバレリアンの苗を植えたとしても、野良猫に食べられてしまうので気を付けましょう。

不眠症に効果的とされる薬

不眠症の原因には、関節リウマチからの痛みやアレルギー疾患であるかゆみ、さらに発熱や喘息発作などといった、不眠を生じさせる代表的な身体疾患である身体的要因、環境の変化や寝室の騒音、そして温度・湿度などの睡眠環境として相応しくない生活環境生理学的要因、ストレスや精神的ショック、生活上の不安などの心理的要因、うつ病・神経症・統合失調症などの精神疾患により不眠が発現するという精神医学的要因、カフェイン・アルコール・タバコ・降圧薬・ステロイド・甲状腺剤・抗パーキンソン病薬・抗がん薬・ホルモン剤などが原因になり得る薬理学的要因などが挙げられます。以上のことが原因で不眠症の症状が出た場合に、医療機関を受診した際に処方される「ベンゾジアゼピン」、「非ベンゾジアゼピン系」、それに加えて効果的とされる「アルコール」、「抗うつ薬」、「メラトニン」、「抗ヒスタミン薬」、「非定型抗精神病薬」、「漢方薬」について、これまで見ていきましたが、その他としても不眠症に有効な方法は存在しています。

不眠症のための漢方薬3

神経症性不眠や神経質性不眠等、神経から症状を伴っている患者の中で、睡眠導入剤への依存傾向が起こりやすい場合には、まず漢方薬が第1の選択肢に選ばれることが多いそうです。既に依存を生じた睡眠導入剤から、漢方薬へと切り替えることは、非常に困難である傾向にありますので、2~4週間以上の時間をあらかじめ設けてから、漢方薬による治療を行うべきだと考えられています。こうした経過を判定するにあたっては、およそ4週間以上を見る必要があるとしています。入眠障害に効果的だとされているのが「黄連解毒湯」で、入眠にこだわることで「輾転反側(てんてんはんそく、悩みや心配のため眠れずに何度も寝返りを打つこと)」するような場合で、体格の良い人に主に使われています。また、入眠障害を有していても、ただじっと横になっているだけで虚弱体質にある人の場合には、「加味帰脾湯」が効果的だとして使われています。逆に熟眠障害の時には、特に疲労が続いている状態で、なぜか頭だけが冴えているような人のために、「酸棗仁湯」が処方される傾向にあります。不安感やイライラなどが特に強いと感じられる場合には、「抑肝散」に効果があると言われています。

不眠症のための漢方薬2

前項に基づき、特に大韓民国においては、漢方ではなく「韓方」や「韓薬」という呼称が一般的に使われています。なぜなら、韓国においても李氏朝鮮時代の医者である「許浚(ホ・ジュン)」の「東医宝鑑(とういほうかん、李氏朝鮮時代の医書で23編の全25巻からなり、1613年に刊行されてから、朝鮮第1の医書として高く評価され、中国や日本を含めて広い範囲に流布された」などで、独自に漢方医学が体系付けられていったからです。大韓民国の中には、韓方医を育成する韓医学部が大学に設置されており、地方であっても韓方医院は当たり前に存在しているのです。特に用いられている主な漢方薬として挙げられるのが、神経の高ぶりを抑えて、筋肉のこわばりやつっぱりを弛めることで、心と体の状態を良くする「抑肝散(よくかんさん)」、胃腸を丈夫にして貧血症状を改善する「加味帰脾湯(かみきひとう)」、体の熱や炎症を取り除いて機能の亢進を鎮める働きを持つ「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」などになります。

不眠症のための漢方薬1

漢方薬は、東洋医学の理論に基づいて処方されています。これに対して、民間薬は経験的な民間伝承(療法)によってなされてきたことから、この両者は異質だと考えられています。その効果においてもまた、漢方薬では比較的に限定的であり、正確な働きを見せることに対して、民間薬の効果は、その多くが全般的であり漠然として働くものが多いとされています。漢方薬とは、つまり「生薬(しょうやく、植物・動物・鉱物などをそのままか、簡単な処理を施して医薬品や医薬原料に供するもの)」だと解釈している人がいますが、実はこれは誤った解釈なのです。日常的に見ても、漢方薬とは言えない生薬の例が非常に多く存在しています。フウロソウ科の多年草である「ゲンノショウコ(日本では北海道の草地や本州から九州の山野、朝鮮半島、中国大陸などに自生)」や、リンドウ科センブリ属の2年草である「センブリ(九州から北海道までにかけての日当たりの良い山野の草地に自生)」や、ドクダミ科ドクダミ属の多年草である「ドクダミ(住宅周辺や道端などに自生して特に半日陰地を好み、全草に悪臭を持つ)」などを煎じることで、症状の詳細も体質も考慮しないまま、ただ飲むだけなのであれば、それは既に「漢方」と称することは出来ないでしょう。

不眠症のための漢方医学2

前述したような理由があることから、漢方医学では、ただ単にその症状だけに主眼を置くのではなく、あくまでも各々の体質を診断して、重んじることを大切にしています。東洋医学とは違った理論や治療体系を持っている医学である「西洋医学(一般的に欧米では医学は応用科学に含められており、日本においては日本十進分類法から分かるように、自然科学に含めることが通常である)」では、解剖学的な見地に立脚しており、「臓器(体内にある胸腔や腹腔にある器官)」や、生物体を構成する単位の1である「組織(同一の形態や機能を有する細胞の集まりで、そこから集まって器官を構成し、動物では上皮組織・結合組織・筋肉組織・神経組織、植物では分裂組織・永久組織にあたる)」に対して、病気の原因を求めることとは、対照的であると言えるでしょう。従って、漢方薬もまた、「証」に基づいて患者それぞれの体質を見ながら、調合していくのです。ことに漢方薬は、病理状態によって初めて作用を示すことになりますが、西洋医薬においては、正常な状態であっても異常な状態であっても、一定の作用を示すのです。

不眠症のための漢方医学1

不眠症において処方される薬として、漢方薬について見ていきました。ことに現在においては、日本で言われる(売られている)漢方薬は、元祖とされる中華人民共和国では中薬、朝鮮半島では高麗薬として、伝統的に使われてきましたが、日本が鎖国を起こしたことにより、漢方医学自体が独自の発展を遂げることになったことに加えて、薬事法の観点から、漢方薬の成分への分析が急速に進んだことにより、中国において普通処方されていない組み合わせを使って、処方されるようになったのです。だからこそ、日本式ともされる処方による漢方薬を必要として、起源である中国からわざわざ買い付けに来日するという逆転現象が起きているのです。漢方医学に関して、特徴を挙げていくと、伝統的な中国医学と同じようにして、身体の全てを診る所にあります。つまり、「証」という概念を有しているわけです。証とは、端的に言うと「体質」を表しています。こうしたことから、西洋医学とは全く違った存在であると言えるでしょう。漢方医学では、全体の調子を整えることによって、結果として病気を治していくことに繋げるのです。

不眠症に効果のある漢方薬の詳細2

これまで見たきたように、こうして処方されるに至った生薬方のことを、「漢方薬」と言うのです。さらに、一般的に漢方医学と称する場合には、生薬方に加えて「鍼灸(しんきゅう、身体に鍼や灸を用いた刺激を与えることによって、多種多様な疾病への治療的な介入や、健康増進を可能とする医療技術であり、日本では医師の他にもはり師やきゆう師がこれを行う資格がある)」や「按摩(あんま、なでる・押す・揉む・叩くなどの手技を用いることにより、生体の持っている恒常性維持機能を反応させることで、健康を増進させる手技療法であり、按摩の按は押さえるという意味を有し、摩はなでるという意味になる)」、そして「食養生(しょくようじょう)」なども含まれているのです。ちなみに、漢方という言葉は、江戸時代にヨーロッパ医学を蘭方と称すことに対して、考案されたと言われています。中国においては、一般的に生薬を「中薬」と呼んでいます。漢方薬とは言わないのです。しかし近年では、意図的に中国側が混同してしまう傾向にあるために、言葉の問題については現在まで懸念されています。

不眠症に効果のある漢方薬の詳細1

不眠に対して効能が期待出来る漢方薬であっても、まずその知識や仕組みを知らなければなりません。「漢方薬(かんぽうやく)」とは、まず伝統的な中国医学の1種になります。そこから日本で独自に発展していき、「漢方医学」の理論に基づくことによって、処方されることに至った医薬品です。また、漢方医学とは、古代から近世にかけて大陸から断続的に伝来してきた経験医学を、独自に体系化していった日本固有の「医学(生体の構造や生理機能についての探求や考察、さらには疾病の性状や原因について調査することで、その診断・治療・検査・予防などについての研究診療を行う学問)」でもわるわけです。全盛期を迎えたとされているのが、江戸期にあたる黄金時代になります。この時代の成果のほとんどが、今度は逆に中国に輸出されることとなったわけです。近年になると、現代中医学が形成されることにおいて、大きな影響を与えたとされています。漢方医学では、伝統的な診断方法によって、患者に使用する「生薬(しょうやく、植物・動物・鉱物などを、そのままの状態で簡単な処理をしてから、医薬品や医薬原料に供するもの)」の選別と調合を行います。

漢方薬と不眠症との関係3

不眠症における治療や改善方法の情報について、診察やカウンセリング、そして投薬治療などの方法についての続きを、前項について分かりやすく振り返る最後の項目になります。抗精神病薬においては、寝つきの悪さに加えて、中途覚醒や睡眠の質の悪化、さらには過眠などの統合失調症患者によく似た睡眠障害の原因になります。その反対に位置するのが「非定型抗精神病薬(ヒスタミン受容体やセロトニン受容体に拮抗作用のある定型・非定型抗精神病薬には鎮静作用があるとされ、特にリスペリドンやオランザピンなどの5―HT2受容体に関しては、選択的に拮抗すると言われており、非定型抗精神病薬は統合失調症患者の睡眠の質や量、さらには同時に寝付きを改善させることが可能だとも言われている)」です。以上のような、不眠症対策の事項に関してこれまで述べてきました。不眠症に悩む私たちにとって、それは選択肢が多すぎるということもあり、どれが自分に適しているかということには、悩んでしまうことだと思います。そのような方にとってお勧め出来る治療方法が、最近話題に上るようになった「漢方薬」なわけです。

漢方薬と不眠症との関係2

前項に続いて、不眠症の治療においては、診察やカウンセリング、そして投薬治療などの方法についての続きを、分かりやすく振り返っていきます。「アルコール(アミトリプチリン・ドキセピン・ミルタザピン・トラゾドンなどの抗うつ薬には、非常に強力な鎮静効果を持っており、これは不眠治療に適用外の処方とされていて、使われるミルタザピンにおいては特に、入眠までの待ち時間を減少させることから、睡眠の効率を高めるので、うつ病と不眠症の両方を患っている患者に関しては、睡眠時間の総量が増加することが知られている)」、「メラトニン(サプリメントであり処方箋が不要でるが、不眠の原因によってはその効果が期待されないという研究結果がイギリス医師会誌で出されている)」、「抗ヒスタミン薬(抗ヒスタミン剤である塩酸ジフェンヒドラミンは、市販において販売されているが、これはあくまでもアレルギー薬の副作用にある眠気を利用しているために、不眠症の場合では、市販の睡眠薬を長期的に使用してはいけないと警告している)」が挙げられてきました。

漢方薬と不眠症との関係1

不眠症の治療においては、診察やカウンセリング、そして投薬治療などの方法により、適切で効果的な処置を受けられることが多くあります。これまで不眠症に改善・快方が見られる方法(治療)として、まず挙げられるのが「非薬物療法(体内時計のリセットとしての生活習慣や不摂生の解消」、「薬物療法(睡眠に対して睡眠薬や鎮静剤に頼ることで、ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンの睡眠薬においては、身体依存を引き起こして慎重に断薬しないと離脱症状を引き起こすと言われている)」、「ベンゾジアゼピン(一般的に不眠症において最も効果的だとされて処方される睡眠薬であり、ベンゾジアゼピンは無意識を誘導しながら、浅い睡眠をもたらしてくれて、深い睡眠時間を削減するために睡眠の質を悪化させるおそれがある)」、「非ベンゾジアゼピン系(ゾルピデム・ザレプロン・ゾピクロン・エスゾピクロンなどの種類を有し、軽度から中程度の不眠症において適用される催眠薬の新しい分類であり、作用は中程度のため、中度から重度の不眠に対しては効果が期待出来ないとされている)」になります。

不眠症に効果的な非定型抗精神病薬2

前項にて説明してきた、中枢神経系にある受容体の一群である「ヒスタミン受容体」や「セロトニン受容体」に拮抗作用がある定型・非定型抗精神病薬において、その中でも特に「リスペリドン(単一化合物で錐体外路系の副作用が少なく、陰性症状に対しても有効な新薬として合成され、ドーパミンよりもセロトニンに強く働きかける特徴を持ち、少量においても優れた効果を発揮して強力な鎮静作用を有する)」や「オランザピン(陰性症状や認知機能障害に有効であり、再発率も抗精神病薬のデータの中において最も低く、神経保護作用もあることから統合失調症にとって有用な薬物と考えられている)」など、5―HT2受容体によって、選択的に拮抗する非定型抗精神病薬には、統合失調症患者の睡眠の質や量、そして寝つきを同時に改善させる効果が確認されています。5―HT2受容体には、選択的に拮抗する数多く、例えばヴォリナンセリンなどの「抗精神病薬」が、不眠治療の目的でも調査されている段階にあります。非定型抗精神病薬は、定型抗精神病薬に対して使われている言葉でもあり、第二世代抗精神病薬でもあります。ちなみにアリピプラゾールは、第三世代抗精神病薬と定義されています。

不眠症に効果的な非定型抗精神病薬1

定型抗精神病薬の場合、その薬理学的メカニズムによって、錐体外路症状や高プロラクチン血症などの副作用が出やすい傾向にありました。基本的な薬理学的メカニズムとして、ドーパミン2受容体とセロトニン2A受容体の遮断にある「非定型抗精神病薬(ドーパミン2受容体の遮断は中脳辺縁系に作用して、統合失調症の陽性症状に対して特に効果を示し、中脳黒質経路、漏斗下垂体経路、前頭前野経路への働きかけが、それぞれ錐体外路症状、高プロラクチン血症、陰性症状などの副作用や有害事象が出現する)」では、寝つきの悪さに加えて、中途覚醒や睡眠の質の悪化、さらには過眠などの、「統合失調症(主要な症状や基礎症状として、認知障害、連合障害、陰性症状である自閉など)」であり、副次的に「精神病状態(幻覚妄想)」など多様な症状を示し、罹患者個々人によって症状のスペクトラムも多様である)」にある患者の睡眠障害の原因によくなりやすいことが分かっています。また、中枢神経系にある受容体の一群である「ヒスタミン受容体」や「セロトニン受容体」に拮抗作用がある定型・非定型抗精神病薬においては、鎮静作用を有しているとされています。

「非定型抗精神病薬」は不眠に適しているのか?3

前項にて触れていった非定型抗精神病薬における「ドーパミンD2受容体」ついて、簡単に見ていきます。ドーパミン受容体は、主として中枢神経系にあるGタンパク質の共役受容体であるGPCRの1種となります。これが、神経伝達物質であるドーパミンと結合するわけです。非定型抗精神病の場合、緩いとされるドパミンD2受容体に対して、拮抗作用を有しています。非定型抗精神病薬は、前述してきた特徴を含んだ薬剤であり、錐体外路症状や口が渇く、便秘などの副作用がとても少ないことから、統合失調症の陰性症状にも効果が認められるという例も存在しています。このような状況下の中では、私たちは自らの不眠症に際して、診断や判断に困惑することになるおそれがあります。だからこそ、それぞれの薬剤の特徴を知識として入れて、そこから自分に合った薬剤や治療法を考えたり、標的症状となる性質と照らし合わせたりしながら、実証の望める薬剤の使用が好ましいでしょう。さらに、むやみに他種類の薬を併用することは止めて、出来る限り単剤を投与し、慎重に経過を見ていくことを心掛けてみましょう。

「非定型抗精神病薬」は不眠に適しているのか?2

一般的に統合失調症や躁状態の治療に用いられている「抗精神薬」は、主として中脳辺縁系の「ドーパミン(中枢神経系に存在している神経伝達物質で、アドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体であり、運動調節やホルモン調節、さらには快の感情、意欲、学習などに関わる)」作動性ニューロンにおける、ドーパミンD2受容体を遮断することから、妄想や幻覚のような精神症状を軽減させると考えられています。また、脳の興奮状態を抑制させる作用を利用することから、抗不安薬では取り除けないほどの、強度の不安や極度のうつ状態、さらに不眠に対する対処薬として利用される場合も多く存在しています。そして、ドパミン遮断作用を応用することで、嘔気や嘔吐などの消化器症状や「吃逆(きつぎゃく、しゃっくり)」の対症薬としても利用されることがあります。抗精神薬は、大きく分けて、定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬とに分類されています。非定型抗精神病の場合には、これまでの定型抗精神病薬と比べると、ドーパミンD2受容体の拮抗作用があり、セロトニン5HT2A受容体に対する拮抗作用も有しています。

「非定型抗精神病薬」は不眠に適しているのか?1

不眠症と診断された場合、一般的に挙げられる薬として、抗うつ剤を含めた様々なものが挙げられてきましたが、「非定型抗精神病薬(ひていけいこうせいしんびょうやく)」もその1つに含まれます。まず、抗精神病とは、広い意味での向精神薬の1種になります。一般的に統合失調症や躁状態の治療に使用されています。そして、その他としては、幅広い精神疾患にも効果があると実証されています。別称として、メジャートランキライザーがあります。シプロヘプタジンにおいて、人間の場合では、抗セロトニン作用はLSDに匹敵するか、それよりも上回ると言われています。セロトニン症候群に陥っている際には、特に治療薬として使用されています。また、シプロヘプタジンにおける抗ヒスタミン作用としては、クロルフェニラミンに匹敵するか、それよりも上回ると考えられています。ちなみに、副作用も存在します。抗コリン作用を示すことから、緑内障・不整脈・狭窄性胃潰瘍・幽門十二指腸閉塞・前立腺肥大・気管支喘息急性発作が起こるなど、特に新生児や老齢の患者には投与はするべきでないとされています。

市販されている抗ヒスタミン薬の弊害3

また、「ピペラジン系(ヒドロキシジンであるアタラックスPなどが含まれていて、鎮静薬や制吐薬として使われることが多い)」や、「ピペリジン系(塩酸シプロヘプタジンであるペリアクチンなどに含まれていて、食欲亢進や体重増加作用と伴う)」とにも分類されています。人間の場合、ヒドロキシジンでは、主として蕁麻疹や皮膚の痒みを抑えることが期待されます。その他にも、不安や緊張感を和らげるとしています。シプロヘプタジンでは、主として皮膚疾患に伴う痒感や蕁麻疹、さらにはアレルギー性鼻炎などにも抗アレルギー薬として使用されています。以上のように、それぞれ使い分けがある抗ヒスタミン剤においては、アレルギー薬の副作用である眠気を利用していることから、不眠症・またはそれに近い症状が伴っている場合であっても、長期的に市販の睡眠薬を服用することは望ましくないと考えられています。つまり、私たちが不眠症を改善・克服をしたいと考えている場合、医療機関で処方されるものだけでなく、市販薬に記されているパッケージにおいても、安易な使用をするべきではないということです。

市販されている抗ヒスタミン薬の弊害2

前述してきた抗ヒスタミン薬における第1世代と第2世代において、「プロピルアミン系(マレイン酸クロルフェニラミンであるアレルギン・ポララミン・クロール・トリメトンなどで、鎮静作用が少ないことから、第1世代の中では昼間の投与に適していると考えられていて、クロールやトリメトンは蕁麻疹の治療においても使われる)」がまず挙げられます。ちなみに、ここでの蕁麻疹とは、急性皮膚病の1つにあたります。また、クロルフェニラミンは、ヒスタミン受容体拮抗薬の1つであり、HI受容体に競合的に拮抗させることにより、炎症や気道分泌を抑制しているのです。そして、「フェノチアジン系(塩酸プロメタジンであるピレチアなどが含まれていて、局所麻酔作用がある)」です。プロメタジンの場合、HI受容体を遮断することで、鎮静作用や嘔吐抑制に作用します。これは抗ムスカリン作用を有していることからです。また、乗り物酔いによる悪心や嘔吐についても、同様に抑制する作用を示しており、以上のような効果は、抗ムスカリン作用に由来していると言われています。

市販されている抗ヒスタミン薬の弊害1

前述してきたように、「抗ヒスタミン薬」は市販されているため、気軽に手に入れることが可能となっています。抗ヒスタミン薬は、第1世代と第2世代とに分類されています。第1世代では、脂溶性が高いことから、容易に血液脳関門を通過してしまい、中枢神経系の中でも特に、視床下部に作用することで、眠気を引き起こすのです。つまり、抗ヒスタミン薬には鎮静作用が含まれていると、現在までに考えられています。第2世代においては、鎮静作用自体は少ないのですが、肝臓のP450系において代謝されていることから、他の薬物に対して、相互作用が見られることがあります。第1世代は特に、「エタノールアミン系(塩酸ジフェンヒドラミンであるベナ・レスタミンコーワ軟膏など、鎮静作用が強いことから夜に服薬させるなどの工夫が必要があり、抗めまい薬としても使われるジメンヒドリナート、ドラマミンも含まれる)」が含有しています。ちなみに、「ジフェンヒドラミン」は、末梢や中枢のヒスタミンに、競合的に拮抗することにから炎症や気道分泌の抑制、さらには鎮静作用があります。

不眠症にされる処方薬の1つ抗ヒスタミン薬

不眠症において、治療のために主として処方される薬のうち、ベンゾジアゼピンと非ベンゾジアゼピンの成分について解析してきました。メラトニンに加えて、その他にも治療薬として用いられる薬は多々存在しているます。例えば、、ヒスタミンの作用を抑制する薬品でもある「抗ヒスタミン剤」に含まれている「塩酸ジフェンヒドラミン(末梢や中枢のヒスタミンと競合的に拮抗することによって、炎症や気道分泌の抑制、鎮静作用を伴う)」です。ジフェンヒドラミン塩酸の場合、主として風邪薬や鼻炎薬などの抗ヒスタミン剤として使用されていますが、著しい催眠の副作用が、現在までに問題視されているのです。中枢神経系に作用してしまうため、眠気を引き起こすことしばしば存在します。だからこそ、服用した後には、四輪車・オートバイ・工作機械の運転などといった危険を伴う作業には、絶対に従事しないことが推奨されています。さらに、飲酒する前後の服用に至っては、眠気をさらに引き起こしてしまうと言われています。

メラトニンに不眠症対策の効果はあるのか?

メラトニンという言葉は、一般的によく聞かれます。これはまた、N―アセチル―5―キシトリプタミンとも呼ばれています。メラトニンは、動物や植物、さらには微生物でも通常見られる、天然の化合物になります。動物の場合では、ホルモンの1つで脳の「松果腺(しょうかたい、脳内の中央2つの大脳半球の間に位置していて、2つの視床体が結合する溝にはさみ込まれている形で、概日リズムを調節するホルモンとメラトニンを分泌する)」から分泌されると言われています。メラトニンにおける血中濃度は、1日のサイクル内でも変化しています。いくつかある生物学的機能においては、「概日リズム(サーカディアンリズム、約24時間周期で変動する生理現象で、動物・植物・菌類・藻類など、ほとんどの全ての生物に存在している)」を有しています。人間の場合では、メラトニンの血中濃度は昼に低くなり、夜には高くなることから、睡眠と大きく関連していると言われています。夜行性の生物の場合も、同じように逆のリズムを刻んでいるわけです。ちなみに、この概日リズムは、内在的に形成されると言われていますが、光や温度、そして食事などの外界からの刺激によっても修正されることがあります。

抗うつ剤と不眠時における睡眠の関係3

これまで多種の抗うつ剤と、不眠症時に処方される睡眠導入剤との関係性について述べてきました。補足的な情報として、「ミルタザピン」の場合にはまた、反ヒスタミン感作性作用があると言われています。特に「ドキセピン」では、主として抗アドレナリン作用が挙げられています。それに加えて、睡眠の仕組みを変更するそうです。これは前項にて見てきた「ベンゾジアゼピン」と同じで、抗うつ薬を不眠症治療に用いることは、非常な危険性を持ち合わせているということです。離脱症状やリバウンド不眠をもたらす可能性を秘めています。ミルタザピンでは、入眠までの待ち時間を減少させてくれます。睡眠の効率を高めてくれることから、「うつ病」と「不眠症」の両方を患っている患者であっても、睡眠時間の総量を増やすことが分かっています。ちなみに、不眠の原因によっては、サプリメントであり処方箋のいらない「メラトニン(松果体から分泌されるホルモンで、メラニン色素細胞の収縮や生殖腺の発達抑制の作用を持つ)」には、その効果・効能が期待出来ないという研究結果が、イギリス医師会誌に掲載されました。

抗うつ剤と不眠時における睡眠の関係2

「トラゾドン」はまた、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの量を増やすことから、うつ病やうつ状態の改善により効果があるとされていて、眠気の副作用と抗うつ作用から、睡眠導入剤の代替品として用いられることもしばしばあります。こうしたいくつかの抗うつ薬の中では、主要な薬物における欠点として、多種多様な副作用をもたらす可能性を有しています。「アミノトリプチン」と「ドキセピン」の場合は、「ヒスタミン(ヒスチジンから合成されて、通常は肥満細胞や好塩基球などに不活性状態で存在)」への反感作性、「抗コリン作用(抗精神病薬・抗うつ薬などの服用に伴って副作用として見られるもので、便秘や口の渇きなどの症状がある)」、抗アドレナリン作用があるとしています。アドレナリンは、副腎髄質より分泌されるホルモンになり、神経節や脳神経系において神経伝達物質にもなります。また、ストレス反応の中心的役割を果たしており、血中に放出されると、心拍数や血圧を上げます。これにより瞳孔を開いて、ブドウ糖の血中濃度、つまり血糖値を上げる作用などをもたらします。

抗うつ剤と不眠時における睡眠の関係1

現存する抗うつ剤の中には、非常に強力な鎮静効果を持っているということから、不眠治療においては、適用外な処方として用いられていることがしばしばあります。例えば、三環系抗うつ薬の1種である「アミトリプチリン(脳内においてノルエピネフリンやセロトニンの再取り込みを抑制して、シナプス領域のモノアミンが増量することによって抗うつ作用を示す)」、「ドキセピン」、四環系抗うつ薬の1種である「ミルタザピン(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬というカテゴリに分類され、シナプスにおけるセロトニンの再吸収に作用することで、うつ症状や病気としての不安の改善を目指す薬である「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」や、主として大きなうつ病や気分障害の治療、不安障害、強迫性障害、ADHDなどでも処方されることがある「SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)」とは異なる作用機序になっており、短時間で効果が発現して効果は持続的)」、三環系・四環系抗うつ薬には属していない新しいタイプの抗うつ薬である「トラゾドン」などが挙げられます。

レム睡眠離脱時における「明晰夢」とは何か?

前項にて見てきた、レム睡眠離脱における夢である「明晰夢(めいせきむ)」とは、睡眠中にみる夢の中でも特に、夢であると自覚しながら見ている夢のことを指します。明晰夢を経験したことがある人は、夢の状況を、自分の思い通りに変化させられるとよく証言しています。なぜこのような現象が起こるのかと言うと、レム睡眠離時には、脳内において、思考や意識、さらには長期記憶などに関わる「前頭葉(大脳半球の中心を左右に走る溝よりも前方の領域)」が、「海馬(大脳辺縁系の一部で側脳室の近くにある部位)」と連携することにより、覚醒時に入力されていた情報を整理する前段階である夢において、前頭葉が半覚醒状態に陥っているためだと考えられています。明晰夢の内容は、見ている本人自体が、ある程度コントロールすることが出来ると言われています。さらに悪夢の場合には、自分に都合が良い内容に変えたりすることが出来るそうです。これは無意識的な夢として、意識的な想像の中間的な状態だとされています。実現可能な範囲の中で、思い描いた通りのことを覚醒時に体験したりすることが出来るわけです。

アルコールと眠りの関係

アルコールはまた、自然に発生する興奮剤にあたるたんぱく質を構成するアミノ酸の1つである「グルタミン(動物体内においては、腎臓などでグルタミン酸とアンモニアから合成されている)」を阻害します。グルタミンの主な目的は、運動後や日常生活において消費されたアミノ酸の補給になります。だからこそ、グルタミンを摂取すると、免疫細胞が増えて風邪を引きにくくなるのです。以上のことから、飲酒をすることは、グルタミンリバウンドを起こすわけです。飲酒を中止した場合には、体は自然に、前よりも多くグルタミンを生産しようと時間を掛けてくれます。こうしたグルタミンレベルが上昇することで、脳は覚醒されます。よって飲酒している人は、入眠のため、そして深いレベルでの睡眠を得ようとして、逆に飲酒を続けてしまうわけです。さらに慢性的な飲酒の習慣を突発的に中断してしまうと、「明晰夢(めいせきむ、睡眠中に見る夢の中でも特に、夢であることを自覚しながら見ている夢のこと)」などの深刻とされる不眠の症状を引き起こすと言われています。このレム睡眠離脱は、激しいリバウンド効果の典型的な1つだと考えられています。

睡眠時における「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」

たとえ入眠が良くなったとしても、アルコールは決して睡眠の質を向上させてくれるわけではないということが分かっています。前述した「レム睡眠(身体が眠っているのにも関わらず、脳が活動している状態)」を抑制・断片化させてしまうことに加えて、「ノンレム睡眠(急速眼球運動を伴わない睡眠)」を減少させると考えられています。入眠時にはまず、ノンレム睡眠が現れます。続いて、およそ1時間から2時間ほど経ってから、レム睡眠に移るのです。それからノンレム睡眠とレム睡眠とが交互に現れます。レム睡眠は大体、90分おきに20~30分続いていきます。一晩の睡眠において、4~5回ほどのレム睡眠が現れることが分かっています。ちなみに夢を見る時は、レム睡眠中であることが多いと言われています。このレム睡眠中に覚醒した場合には、夢の内容を覚えていることが多く、ノンレム睡眠中の夢の場合には、ほとんどの内容が記憶されないことが多いと言われています。こうした睡眠ステージの変化が頻発することで、身体的異常をもたらすのです。例えば、起床時における頭痛、尿意、脱水症状、そして発汗などが挙げられます。

アルコールはより良い睡眠を阻害する?

眠れないと感じた時、よく「アルコール飲料(日本酒、ビール、ワイン、ウイスキーなどの発酵酒・蒸留酒・混成酒)」を摂取する人がいます。いわゆる、寝酒です。しかしアルコールは、寝付きは良くなるものの、眠りが浅くなってしまい、逆に早朝覚醒が増えていくと実証されています。中でも特に、大量の飲酒は睡眠を妨げると考えられています。つまりアルコール(飲料)とは、睡眠にとっては有害だと判断されているのです。だからこそ、不眠症に対する治療としては、アルコールは使用してはいけないとしています。しかし現状としては、入眠困難を改善するために、アルコールを自己使用している人は多いのです。アルコールが生じさせる入眠は、決して良眠ではなく、不眠の原因となってしまうことを、私たちは念頭に置いておく必要があるでしょう。アルコールを長期的に使用した場合、睡眠中の状態の1つであり、身体が眠っているにも関わらず、脳が活動している状態である「レム睡眠」を抑制して、断片化させてしまうと言われています。外見的には寝ている状態にあるのに、脳は覚醒状態にあることから、別称として逆説睡眠(ぎゃくせつすいみん)があります。

睡眠導入剤である非ベンゾジアゼピン系2

非ベンゾジアゼピン系である鎮静・催眠薬においては、ベンゾジアゼピンと比べると、GABA―A受容体のアルファ1サブユニットに対して、緩やかに作用するとしています。この作用では、特に中程度であることから、中度から重度の不眠に対しては、それほど効果が期待出来ないと考えられているのです。そうとは言われていても、こうした非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が、ではベンゾジアゼピン系に優れているかというと、一概には明示されることなく、これについては未だに議論が続いています。非ベンゾジアゼピン系の薬は、「精神的依存・身体的依存(精神に作用する化学物質の摂取やある種の快感や高揚感を伴った特定の行為を繰り返し行った結果、その刺激を求めるという抑えられない欲求が生じて、その刺激を追い求める行動が優位となってしまい、その刺激がないと不快だと感じる精神的・身体的症状を生じる精神的・身体的・行動的状態のこと)」を引き起こすとされています。これまでのベンゾジアゼピンよりは少なくはありますが、記憶や認知の障害、さらには起床時における沈静も生じるとしています。

睡眠導入剤である非ベンゾジアゼピン系1

不眠症において処方される睡眠薬の種類として、非ベンゾジアゼピン系があります。これは、全ての薬物に対して実証されているわけではありませんが、非ベンゾジアゼピンの場合は選択的に作用すると言われています。ベンゾジアゼピン系であっても、どちらも睡眠を誘発するために使われますが、ベンゾジアゼピン系よりも非ベンゾジアゼピン系の方が、副作用が少ないとされています。特に、シクロピロロン系の超短時間作用型睡眠導入剤である「ゾピクロン」と「エスゾピクロン」においては、ベンゾジアゼピンによく似た効果を示します。主成分が非選択的に、ベンゾジアゼピン受容体に作用してくれるわけです。こと「ゾルピデム(マイスリー)」では、更に選択的であると考えられています。「ザレプロン(ソナタ)」ではそれが顕著に高く現れ、選択的であるとしています。なぜなら非ベンゾジアゼピン系においては、眠りの仕組みや副作用が特に少ないなどの点に関して、ベンゾジアゼピン系よりもかなり優位であることが証明されているからです。

不眠症対策の薬「非ベンゾジアゼピン系」とは?

前項までにおいて、不眠症の際に主として処方される睡眠薬の種類として、ベンゾジアゼピンについて説明してきました。様々な副作用を伴うことから、抵抗がある方も多いでしょう。睡眠薬には、ベンゾジアゼピンを用いていない、非ベンゾジアゼピン系というものも存在しているのです。例として、鎮静・催眠薬の種類としては、「ゾルピデム(マイスリー)」、「ザレプロン」、シクロピロロン系の超短時間作用型睡眠導入剤である「ゾピクロン」、「エスゾピクロン」などが主に挙げられます。ゾピクロンの場合は、ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤と薬理的な作用は似ていますが、筋弛緩や依存性などにおいて副作用が少ないとされているのです。このようなものには、軽度から中等度にわたって、不眠症の際に適用されます。まさに催眠薬の新しい分類であると言えるでしょう。非ベンゾジアゼピン系では、ベンゾジアゼピン「GABA(血圧を下げるなどの精神安定に効果)」―receptor(受容体)の複合体サイトに対して、ベンゾジアゼピンと非常に良く似た効能を出すとしています。

ベンゾジアゼピンにおける離脱症状を抜け出すために

ベンゾジアゼピン離脱症状とは、そうした深刻な不安症状(イライラ、不眠、感覚障害、統合失調症、発作性疾患など)などが出ることから、これまで誤診される傾向にあったそうです。処方した各々における離脱症状に合わせて、薬を止めていく段階のスケジュールを作成することや、ベンゾジアゼピン離脱支援団体の紹介や支援など、様々な支援戦略が現在までになされてきています。薬を止めるにあたって、こうしたことを追加していくことで、離脱症候群を抜け出す成功率を高めることに繋がるのです。離脱症状は、精神病にもよく似ています。だからこそ、診断する医師は、逆にベンゾジアゼピンが必要だと勘違いしてしまうのです。高用量のベンゾジアゼピン投与から抜け出すには、こうした状況下により、問題が起こりやすいのです。場合によっては、「セカンドオピニオン(より良い決定をするために、もう1人の人から聴取する意見)」を視野に入れることも良いでしょう。特に医療の分野においては、1人の医師の意見だけで決めてしまうことには、リスクが伴います。他の医師の意見も聞くことで、私たちは自ら治療法を選択出来ることになり、有益だと考えられています。

不眠における弊害「ベンゾジアゼピン離脱症候群」3

不眠の際に処方される一般的なベンゾジアゼピン系の睡眠薬には、様々な離脱症状が起こり得るということについて、前項において述べてきました。ベンゾジアゼピンを長期的に摂取していると、ベンゾジアゼピン依存症に陥ってしまうのです。不安・イライラ・不眠・感覚障害を初めとして、重篤に生命を脅かす危険性も秘めています。だからこそ、薬を止めたり減らしていったりする場合には、そのような離脱症状が現れるわけです。こうした離脱症状は、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を止めた後、数週間から数ヶ月近くも続いていくという可能性を有しています。ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、眠れないからといって安易に服用せずに、医師や自分の身体とよく相談した上で、使用や継続を考えることが必要です。とある患者のグループにおいては、亜(上位や主たるものに次ぐ)急性レベルで、数ヶ月や年単位、またはそれ以上も続いていくと考えられています。長期間にわたるベンゾジアゼピンの使用では、治療を一定に施したとしても、離脱症状が重篤な状態で発生する場合があります。

不眠における弊害「ベンゾジアゼピン離脱症候群」2

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を慢性的に使用していくと、脳内において、薬の効能を打ち消す方向へと身体的な適応が起こり得ます。こうした状態は、「耐性(病原菌などが一定の薬物に対して示す抵抗力)」に加えて、身体的な「依存(ある物事に依存して、それがないと身体的かつ精神的な平常を保てなくなる状態)」としても、よく知られていることです。そのような身体的な依存が見られている場合には、薬を断ったり減らしたりすることで、様々な離脱症状が、身体的・精神的に引き起こされるのです。離脱症状の継続としては、自分自身の身体が依存症から解き放たれて、薬がない環境でも適応出来て、さらには脳の機能が通常時に戻るまであります。離脱症状が発生する可能性として、一般的には、高用量や長期間におけるベンゾジアゼピンの投与や、急速的に薬を断つことが、より高い割合で重篤だとされています。特定の患者群の中では、離脱症状の出現が100%と高くなっていますが、その他の患者群の中では、被験者の50%以上において、離脱症状は軽く、全くない状態でベンゾジアゼピンを中止することが出来たそうです。

不眠における弊害「ベンゾジアゼピン離脱症候群」1

不眠症で悩み、医療機関に掛かった場合、最もよく処方されるのがベンゾジアゼピン系の睡眠薬になります。しかし、ベンゾジアゼピンを長期的に摂取していると、ベンゾジアゼピン依存症になります。薬を断ったり、または減らしたりする場合には、長期離脱が現れるのです。不安やイライラ、不眠や感覚障害などの症状が形成されるのです。特に重症な場合となると、発作のような症状が起こり、生命を脅かす懸念も存在しています。深刻な離脱症状を引き起こすため、重篤に生命が脅かされるおそれもあります。用量が多く処方されていた時は、その量を急速に減らしていったり、急激に変えていったりすることは、厳重な制限下にあるのです。投与する量を、徐々に減らしていくと、強度や深刻さを最小限に抑えることが出来ると言われています。ベンゾジアゼピンを断つ時は、ベンゾジアゼピンの長期使用に伴う副作用があることをしっかりと認識することが、通常使用において有益だと考えられています。そうは提唱されているものの、長期間にわたってのベンゾジアゼピン系睡眠薬の利用者においては、彼らの意思を優先して、薬を断つことを強制しないようにと言われています。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の長期使用の影響3

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を、不眠の対策として長期的に使用していく場合に、様々んば副作用や弊害が見られることが実証されています。特に、身体的な依存としては、服用後の数週間から数ヵ月後に形成されると言われています。そして、こうした副作用の多くが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の長期使用の後、薬を止めてから、およそ3~6ヶ月で、ようやく改善の兆候が現れるとしています。つまり、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を長期使用する場合、止めた後にも長期的なリスクが伴うということを、私たちは念頭に置いておく必要があるでしょう。実際に医療機関において処方して貰う場合にも、しっかりと医師の診断と注意を聞いておく必要があります。イギリスではまた、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の長期使用が、なんと政治論争にまで発展しています。長期使用について、1980年代と1990年代において、集団訴訟における最大級の対象となりました。これは、医療官僚によって隠蔽(いんぺい、人の所在や事の真相などを故意に覆い隠すこと)されたという疑惑も残っています。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の長期使用の影響2

不眠症に対して、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を長期的に使用していた場合、様々な影響を及ぼすことが分かっています。例えば、用量漸増(ぜんぞう、だんだんと増えること)、薬物乱用、薬物耐性、薬物依存症、離脱症候群などが存在しています。生理的に耐性がつくことと、依存性が加えられることにより、ベンゾジアゼピン副作用の悪化が生じるわけです。現在までに研究されている中では、長期服用と死亡リスク増加との関連が考えられています。しかし別な研究においては、そうした関連性は見出されていません。長期的に服用するというリスクについては、未だ研究中の段階にあります。ベンゾジアゼピンは、個人の個性を強化してしまうことから、中毒性の薬物だと考えられています。ベンゾジアゼピン系睡眠薬を長期使用することには、議論の余地がままあります。医療従事者の中では、特に重要な論争の焦点とも言われています。長期的に使用していくことにより、生じ得る問題の性質や重症度には、各国の専門家たちの間で、多種多様に意見が交わされています。特に1部の専門家は、長期的に使用することには疑問を投げ掛けているのです。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬の長期使用の影響1

不眠症において、最もよく処方されている薬として、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬について述べてきました。しかしながら、基本的に不眠に対するベンゾジアゼピンの長期的な使用は、不適切であるとの認識がなされています。うつ病やインフルエンザにも似た症状など、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の依存による副作用と認められる症状が、少なからず存在しているのです。具体的には、感情が曇る、吐き気、頭痛、めまい、イライラ、無気力、睡眠障害、記憶障害、人格変化、攻撃性が出る、うつ病、広場に対する恐怖症、不安、パニック発作などの、社会的能力の著しい低下になります。短期的に見た場合には、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、非常に効果的だと言われています。長期使用に限って、認知能力障害や記憶障害、気分のむらや他の薬物と組み合わせた際の処方が過剰になったりと、などがあり、リスクがあるわけです。ベンゾジアゼピンの長期的な影響については、有害な副作用の懸念があるので、減薬したり断薬を希望する場合には、段々と慎重にしていくことが推奨されています。

不眠症の睡眠薬ベンゾジアゼピンにおける睡眠

不眠症において、最も一般的に処方されているベンゾジアゼピン系の睡眠薬の効能としては、睡眠を無意識的に誘導することが特徴です。しかしそうすることで、浅い睡眠が長くもたらされ、深い睡眠を取る時間が削減されてしまうのです。結果的に、睡眠の質が悪化してしまうという悪循環が起こります。また、不眠において、短期間作用型である睡眠薬を定常的に使用していると、日中にリバウンド不安(治療や投薬をやめた際において、治療前よりもかえって症状が重くなってしまうこと)が起こりやすくなります。こうしてメジャーに用いられているベンゾジアゼピンですが、実はベンゾジアゼピンの不眠症に対した医学的な臨床結果などの科学的根拠や、その治療法が良いとされている症例は、大変少ないのです。ベンゾジアゼピンの、特に長期の使用では、重大なリスクが伴うと言われています。有害にあたる証拠も少なからず存在しているものの、処方数は増え続けているという現状です。なぜなら、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が処方されている人々の全てが、長期的な使用に伴って、そうした症状を経験している根拠が乏しいからです。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬で起こり得る離脱症状

不眠症において多く使われるベンゾジアゼピン系睡眠薬は、前述した通り、耐性や身体的な依存が生じやすいことから、離脱症状を伴います。だからこそ、いざ中止しようとした時に、「ベンゾジアゼピン離脱症候群(りだつしょうこうぐん)」が起こり得るわけです。長期にわたって、しかも定常的に使用していた際には、その症状は顕著に現れると言われています。その症例は、私たちが良く知るアルコール離脱症候群、そしてバルビツール離脱症候群(マロン酸と尿素の結合した化合物)に非常に酷似しています。しかも重症な例となると、生命までをも脅かす発作のような離脱症状を引き起こします。重篤とされる、そうした症状が発生するため、高用量使用していた場合、急速的かつ急激に薬を減らすことは、厳重に制限されているのです。この離脱症状が長期になると、不安やイライラ、さらには不眠や感覚障害などの症状が、徐々に形成されていきます。少数ではありますが、厳しい症状が起こることにより、統合失調症や発作性疾患などの、極めて深刻な精神病に似た症状が出る例も報告されています。一番最悪な症例は、自殺だと言われています。

不眠症の睡眠薬「ベンゾジアゼピン」について

不眠症の治療として、薬物を用いる方法が挙げられます。その中でも特に、最も一般的に処方されている睡眠薬として、「ベンゾジアゼピン(穏和精神安定剤)」系があります。現存する全てのベンゾジアゼピンは、哺乳類の中枢神経(神経系の中において全神経の統合と支配など、中枢的役割を果たしている部分)に発生するアミノ酸の1種であり、人間の脳内にも微量に存在している抑制性の神経伝達物質の1つにあたる「GABA(血圧を下げるなどの精神安定に効果)」―receptor(受容体)に対して、非選択的に作用すると言われています。「ベンゼン環(ベンゼンなどの芳香族化合物に含まれている6個の炭素原子からなる正六角形の構造)」と「ジアゼピン環(2つの窒素原子を持っている七員環の複素環式化合物)」から構成されていて、中枢神経の信号の流れを抑制することで、不安や興奮などを抑制する働きを持つ物質になります。つまり、不安や興奮を抑制することで、眠気を誘うので、不眠治療の薬として、効果的だと利用されているのです。さらに、ベンゾジアゼピン系の薬は、耐性や身体的な依存を起こしやすいのです。

ビタミンB12がストレス性不眠に効く

現在、社会情勢も原因となって、ストレス性の不眠が増加しています。不景気、人員削減、人員削減による人員不足、複雑な人間関係、コンピューターでのデーター管理など、様々なストレスの要因となり得るものにさらされています。よって、ストレスが増加し、夜にベッドに入っても、神経が高ぶって眠れないというストレス性不眠の患者が増加しているのです。しかし、ストレスを避けて生活することは不可能です。ストレスとうまく付き合っていくしかないです。なので、ストレスとうまく付き合う方法の一つとして、ストレスに効く栄養素を紹介したいと思います。

ストレス性睡眠障害に大切な栄養素としてビタミンB12を紹介します。ビタミンB12は、別名「神経ビタミン」と呼ばれており、ストレス性の病気に効果があります。ビタミンB12が不足すると、自律神経のバランスがおかしくなって、ストレスに弱くなり、不眠を引き起こしやすくなります。

ビタミンB12が多く含まれる食品は、納豆、みそ、しょうゆ、大豆などの豆類、煮干し、さぼ、いわしなどの魚介類、牛や豚などのレバー、牛乳やチーズなどの乳製品に含まれています。

貝類の中ではあさりにビタミンB12が多く含まれているので、あさりのみそ汁は眠りに効果的なおかずです。加えて、少量でも三つ葉を入れるといいです。三つ葉は香りがよく、神経ストレスを抑えてくれる効果があります。

1日に必要なビタミンB12は約2~3ug(1ugは1gの100万分の1)で、いわしなどの魚なら1尾で摂取可能です。納豆ごはんとみそ汁という組み合わせなら、安眠に向けての、最高の準備となります。

目覚めをよくする簡単な脳活性法

ぐっすり眠ったとしても、頭がボッーとしてすっきりしないのであれば、あまりいいとは言えません。そんな状態が続くようであれば、以下の簡単にできる目覚めをよくする脳活性化法を試してみてください。

【目覚めをよくする脳活性化法】

①起床後すぐに1日の予定を書き出す

今日しなければならないことを思い出すだけで、脳の神経回路網を活性化できます。また、朝に目から得た情報は、脳に強く印象づけられるという利点もあります。

②利き腕の逆の腕で歯を磨く

使い慣れない手を意識的に動かすことで、右脳・左脳がバランスよく刺激されて脳全体が活性化されます。

③乾布摩擦、またはぬるめのシャワーを浴びる

血行をよくすることで、脳に新鮮な血液をたっぷり送り込んで、その働きを目覚めさせます。

④糖分をとる

脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖を補給することで、脳の活動を促進させます。前日の疲れが抜けない朝などには、砂糖入りのコーヒーを1杯飲む程度でも効果があります。

⑤今日何を着るのか、おしゃれについて考える

人はおしゃれをすると第3者の目が気になるようになります。見られている意識があると心に張りがでて、想像力や発想力を豊かにし、脳の活性化につながるのです。

不眠症における薬物療法の詳細2

不眠症の際に処方されることの多い睡眠薬としてのベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系を、系統的から見て比べていくと、両者とも「抗うつ薬」とは同じような効果が得られないことが、証明されています。ベンゾジアゼピンの場合、副作用を超えるまでの統計的な有意差がないわけです。慢性的に睡眠薬を服用している人たちは、薬の服用に関わらず、その睡眠自体が良い質にないとしています。慢性的に服薬している人の方が、薬を服用していない人よりも、定期的に夜間の覚醒が見られるのです。ベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系における体験者の言葉によると、両者の薬物は、それぞれ公衆衛生上において、不当とされるリスクを引き起こしやすいと考えられています。つまりこれらの睡眠薬においては、長期的な効果の実証に欠けると結論が出ているのです。上記のリスクとしては、依存に加えて、事故、その他にも多数の副作用が含まれています。既に長期的に服用している人については、段階的に慎重に薬を断っていくことにより、睡眠を悪化させることなく、健康の改善に繋がると言われています。つまり睡眠薬とは、最小有効用量で、ほんの数日間だけの一時的に処方することが望ましいのです。特に、高齢者の場合は、出来る限り用いない方がいいと言われています。

不眠症における薬物療法の詳細1

不眠症の場合において処方される睡眠薬の成分の多くが、ベンゾジアゼピンか、非ベンゾジアゼピン系によるものです。これらの睡眠薬では、日中の倦怠感(けんたいかん、心身が疲れてだるいこと)に伴い、自動車事故を起こしやすくなる傾向にあり、また認知機能が低下することによって骨折してしまうなど、多種多様な副作用を引き起こすことで知られています。高齢者の場合は特に、上述したような副作用に敏感であると言われています。非ベンゾジアゼピン系には、日本での商品名ではマイスリーとなる「ゾルピデム(超短時間作用型の睡眠導入剤であるので、夜中に何度も目が覚めるなどの症状がある場合には用いられていない)」と「ザレプロン(ソナタ)」があります。このうち、ザレプロンを有効成分とする薬は、海外に多く、日本においては承認されていません。これらにおいては、睡眠を維持することの有効性が、実は未だに充分な実証がなされていません。種類のあるベンゾジアゼピンでは、短期的としての睡眠維持の有効性は認められています。しかしこれが長期的となると、耐性が生じるため、薬物依存に陥りやすいとしています。

薬物を用いた場合の不眠症の治療2

前項にて説明してきた、「ベンゾジアゼピン」や非ベンゾジアゼピンにある睡眠薬においては、身体的な依存を引き起こしやすいと考えられています。だからこそ、薬を止める場合には、慎重に見ていかないと離脱症状が引き起こされることになるのです。これは別称として禁断症状でもあり、アヘンやそれから抽出されるモルヒネ・コデイン、コカインなどの天然麻薬と、塩酸ペチジンなどの合成からの「麻薬(中枢神経を麻痺させて陶酔感を伴い、強い麻酔や鎮痛作用があって、さらに連用していくと薬物依存を生じる物質)」や、「アルコール(日本酒・ビール・ワイン・ウイスキーなどの製造法において、発酵酒・蒸留酒・混成酒を指す)」、そしてタバコの葉に含まれるアルカロイドの1つである「ニコチン(神経系に作用して興奮や麻痺を起こす)」などにおいて慢性的な中毒となった人が、突発的に、または急にその摂取を中断した時に起こり得る、精神的・身体的な症状のことを指します。具体的には、悪寒(おかん)、嘔吐(おうと)、妄想などが挙げられています。また、禁断現象や退薬症状とも呼ばれています。

薬物を用いた場合の不眠症の治療1

不眠症を患っている人の大半が、不眠症対策の治療として、睡眠に伴い「睡眠薬(眠りを誘発する薬)」や「鎮静剤(大脳皮質の中枢の異常興奮を鎮める作用をする薬剤)」に頼っていることが分かっています。オーストラリアで行われた調査によると、不眠だと診断された人のおよそ95%に、睡眠剤や鎮静剤が処方されているそうです。睡眠薬においては、20世紀の半ばまで、「ブロム剤(鎮静作用のあるブロム化合物の総称)」や「バルビツール酸(マロン酸と尿素の結合した化合物)」系の薬剤が使用されていました。しかし、中毒や依存などの問題が相次いで生じたことにより、1960年代より後になると、抗不安薬の「ベンゾジアゼピン(ベンゼン環とジアゼピン環から構成されている中枢神経のGABA受容体の作用を亢進して、中枢神経の信号の流れが抑制されることによって、不安や興奮などを抑制する働きを持つ物質)」系による薬剤が、広く使われるようになりました。ベンゾジアゼピンは、不安や興奮を抑制することから、眠気を誘うための不眠治療の薬として利用されることになったのです。

不眠(症)において薬物を使用しない治療法2

薬物を使用しないで不眠(症)を治そうと試みることにおいて、重要なことの1つとして、喫煙者の場合、禁煙をしてみましょう。たとえ眠った状態にあっても、身体は「ニコチン」が切れてしまうと、自然に神経を高ぶらせてしまうからです。ニコチンには中毒性があり、通常量であっても、頭痛や心臓障害、不眠や苛立ちを感じるなどの症状がでます。さらに、過量に投与した場合では、嘔吐・振戦・痙攣(けいれん)・死亡を引き起こすとも言われているのです。さらには、ゲーム、テレビ、インターネット、音楽などに関しても、脳への刺激が強いとされているので、大体寝る1時間より前には、止めるようにしてみましょう。また、寝室の温度と湿度を適切にすることも必要です。寝る前は、とにかくリラックスさせることを意識しましょう。寝具にこだわってみたり、寝る前に楽しいと思えることを実行することも良いでしょう。ちなみに、よく睡眠導入剤の代わりに寝酒をする人がいますが、これは逆に不眠のきっかけとなってしまうので、すぐに止めるべきでしょう。寝酒は睡眠を浅くして、その耐性によって、段々と量が増えていくおそれがあるからです。

不眠(症)において薬物を使用しない治療法1

これまで不眠を改善・快方に向かわせるため、薬物療法を用いない手段として、体内時計をリセットする方法について見ていきました。特に、寝る前の牛乳は効果的ですが、それとは逆に、お茶やコーヒー、チョコレートやコーラなどの「カフェイン(苦味のある白色の結晶で、中枢神経の興奮や強心や利尿などの作用がある)」を含んだ刺激物は、避けるか制限するように心掛けましょう。または、徹底して摂らないと決めてしまうことも1つの手かもしれません。なぜなら、カフェインの主な作用は覚醒であり、脳細動脈収縮や利尿も伴うからです。医薬品にも使われており、眠気や倦怠感には効果が実証されていますが、前述した通り、副作用として不眠やめまいが現れることがあるからです。習慣として常にカフェインを摂取している人が、半日から1日にかけてカフェインを摂取しなかった時に現れる主な症状として、頭痛が最も顕著に挙げられています。また、不安や疲労感、集中力の欠如や抑うつが生じる場合もあります。各医療機関においても、不眠の傾向にある人の場合には、カフェイン摂取を制限するか、控えることが望ましいと提言されています。

体内時計をリセットするために出来ること2

薬物療法を用いない不眠対策として、寝る前に温めた牛乳を飲む利点として、まだ挙げられることがあります。牛乳には特に「カルシウム(動物においては、炭酸カルシウムとして貝殻などの燐酸カルシウムとして骨の主成分をなしている)」が多く含まれていることは、私たちも良く知っているところです。このカルシウムが、イライラを防止する効果をもたらしてくれるのです。牛乳に多く含まれるとされるカルシウムは、脳部や仙骨部から発する、その大部分が迷走神経であり、伝達物質としてアセチルコリンを分泌している「副交感神経(心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用)」と同時に、高等脊椎動物(体は左右相称で、支持器官として脊椎を持っている動物)にある自律神経系を構成している神経である「交感神経(心臓の働きの促進・血管の収縮・胃腸の働きの抑制・瞳孔の散大などの作用)」の働きを抑えてくれるのです。だからこそ、生活リズムが乱れがちであったり、不摂生である場合などでは特に、寝る前に温めた牛乳を飲むことをお勧めします。気分をリラックスさせることで、より心地の良い眠りへと誘ってくれるでしょう。

体内時計をリセットするために出来ること1

不眠症を改善・快方に向かわせる手段の1つとして、薬物療法を用いない方法の続きを見ていきます。体内時計の重要性については、前項で述べた通りです。前項に加えて、眠くなるという意識があってから、布団に入るようにしてみましょう。決められた・いつもの就床時間だからといって、そこにこだわり過ぎてしまうと、逆にストレスをもたらして神経を高ぶらせてしまうので、あくまで自分の意識に任せるようにしてみましょう。さらに効果的なものとして、寝る前に温めた牛乳を飲んでみることをお勧めします。牛乳に含まれているタンパク質が、消化することによって生じる「オピオイドペプチド(モルヒネ様作用を示すペプチドの総称)」と結びつくことで、神経を鎮静させる作用をもたらします。それが、眠りを誘うと考えられているのです。そして、牛乳には必須アミノ酸と呼ばれている「トリプトファン」が多く含まれていて、それが原料となり、体内において鎮痛や鎮静効果のある神経伝達物質「セロトニン」が作られます。セロトニンが多く分泌されることによって、穏やかな気持ちを持って眠りへと入っていけるわけです。

薬物を使わない不眠症の治療2

不眠症を改善・快方に向かわせる手段の1つとして、薬物療法を用いない、人間の体内時計をリセットすることに触れてきました。具体的には、起きたらまず太陽の光を浴びることが良いと言われています。太陽の光によって、身体に朝と夜の区別を付けさせるわけです。それから、神経を高ぶらせてしまうことを避けるために、夕方以降には激しい運動をしないようにしましょう。夜に向かって、寝る(横になる)という身体へのサインを刻み込むのです。ちなみに、日中においての適度な運動は、逆に不眠症には効果的だと言われています。さらに、寝る直前には、「マッサージ(主として手を使って皮膚や筋肉をさすったり、もんだり、叩いたりすることで刺激を与えて、新陳代謝を良くして機能を回復し、治療を図ること)」や「ストレッチ(筋肉や関節を伸ばす柔軟体操)」をして、身体の凝りをほぐして眠りに入りやすい状態を作りましょう。この時、過度にマッサージやストレッチをすることは好ましくないので、注意が必要です。運動の時の要領と同じで、刺激を与え過ぎることにより、神経が高ぶってしまう可能性があるからです。

薬物を使わない不眠症の治療1

一口に不眠症といっても、その症状の度合いは人それぞれです。だからこそ、不眠だと判断したらすぐに専門医を受診したり、薬物療法を用いることに抵抗のある人が多いのではないでしょうか。その場合には、不眠症を改善・快方に向かわせる、日常的に出来る方法が存在します。医者に掛かることをためらっている人も、また時間的・金銭的余裕がない人にとっても、そうした手段から試していくことも望ましいと考えられています。そもそも人間には、「体内時計(生物の体内に備わっていると考えられている時間測定機構)」というものが存在します。これは生物時計とも言われ、約1日周期のサーカディアンリズム(動植物の運動や生理現象に見られる、およそ24時間を周期とする内因性のリズムで、概日リズム)に加えて、光周性、さらには鳥が渡っていく際に、太陽によって方角を定めていることなどから、現在にまで良く知られるようになりました。こうした体内時計をリセット(最初からやり直すこと、状況を切り替えるためにいったん全てを断ち切ること)することが重要です。

不眠症は治療出来るのか?2

前述した通り、たとえ精神的からくる問題で不眠に陥っていたとしても、内科医に受診することで、不眠を解消するための投薬指示をしてもらう人が多く存在します。しかし、心理的要因が、実質の不眠原因である場合には、きちんと精神科医に受診した方が理想だと言われています。精神障害・精神疾患・依存症の治療を、専門的に診察出来る医師免許を持っている精神科医であれば、適切な診察に加えて、カウンセリング、投薬治療など、内科医よりも適切で、そして効果的な処置を受けられることが、多くの場合には、望ましい状態となった例があるからです。さらに、精神科の医院やクリニックの中には、不眠症外来を専門的に設けている所もあります。不眠症に対して、認知行動療法などの心理療法も、現在までに多分に研究されてきています。カウンセリングでは、依頼者(患者)が抱えている問題や悩みなどに対して、専門的な知識や技術を使って相談援助を行ってくれます。親や友達、知人同士などによるアドバイスとは本質的に異なっており、専門のカウンセラーが患者に対して、明確な解決策をすぐに提示すること基本的には見られず、患者が実生活の問題や悩みに対して、主体的に相対して行けるように導くことを目的としています。

不眠症は治療出来るのか?1

そもそも、健康であっても誰にでも起こり得る「不眠」という状態において、病気として治療することが可能なのか、私たちが常に疑問を呈し続けている問題です。不眠症を治療することを目的とした場合、患者(自己診断も含める)が受診するべき診療科として挙げられるのが、一般的に呼吸器科・循環器科・消化器科などに分けられていて、医療の中では最も広い領域となる「内科(全身性または内臓などの病気を主として薬物療法によって治療していく、医学・医療の分野)」と、精神障害者の診療を専門とする医学の分野である「精神科(心療内科・神経内科など)」になります。自然科学の説明的・構成的方法に対して、精神科学の方法としては、分析的・記述的、体験・表現・理解であるとされ、心理学・倫理学・言語学・法学・経済学・歴史学・社会学などを主としていますが、私たちの中には、未だに精神科に対して、あまり良いイメージを抱けない人も多いのではないでしょうか。そのため、そうした多くの不眠症患者は、内科医に受診して、「処方箋(しょほうせん、医師が患者に投与する薬について薬剤師に与える指示書)」を出してもらっています。

不眠症の主要な原因のまとめ2

不眠症における、考えられる主要な原因として、「カフェイン」、「アルコール(日本酒・ビール・ワイン・ウイスキーなどの発酵酒・蒸留酒・混成酒)」、「煙草(タバコの葉を乾燥・加工したもの)」、「降圧薬(血圧を低下させる目的で用いられる治療薬)」、強い抗炎症作用を有する「ステロイド(副腎皮質が分泌する糖質コルチコイドの合成類似薬)」、「甲状腺剤」、「抗パーキンソン病薬」、「抗がん薬」、ホルモンを医薬用の製剤にし、化学合成もされている「ホルモン剤(分泌機能に障害のある場合に用いられ、抗炎症・免疫抑制作用を持つものも存在する)」などを原因とする、薬理学的要因もあります。カフェインは、コーヒー豆や茶の葉、カカオの実などに含まれているアルカロイドで、苦味のある白色の結晶になります。作用として、中枢神経の興奮や強心・利尿などが挙げられます。ちなみにホルモン剤では、生体の内分泌器官より分泌されて、全身の物質代謝を調節している化学物質をホルモンと言います。そしてこれを医薬用としたものが、ホルモン剤に当たります。

不眠症の主要な原因のまとめ1

不眠に陥る原因として、これまで身体的な要因を見ていきましたが、その他にも、主だった事由は存在しています。まずは、環境の変化や寝室の騒音、温度(熱力学的には物体中の分子や原子の平均運動エネルギーに比例した量)・湿度(空気の乾湿の程度を表すもので、相対湿度を指し、1立方メートルの空気中に存在している水蒸気量とその温度における飽和水蒸気量との比を百分率で表す)などによって、睡眠する場所として、自分に良くない生活環境がある場合の、生理学的な要因が考えられます。また、心理的要因として挙げられるのが、「ストレス(生物学的には何らかの刺激によって生体に生じ得た歪みの状態)」や精神的なショック、そして生活上の不安などになります。また、精神医学的要因もあります。この場合、「うつ病(気が滅入ってしまうことにより気力が出なくなり、劣等感・不安・厭世的気分・絶望感などに捉えられた状態)」や、「神経症(心理的な原因によって生じる心身の機能障害)」、「統合失調症(病状や経過は様々にあり、自閉・感情鈍麻・興奮・妄想・幻聴や精神機能の分解などが特に見られる状態)」などの数多くの精神疾患において、不眠が伴うと言われています。

身体的要因による不眠の原因3

不眠(症)の中での、身体疾患における記述の最後になります。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの頭蓋内外の血管病変によって生じる脳神経系障害・脳機能障害の総称である「脳血管障害(血管の詰まりや破れが生じることにより、脳細胞への酸素や養分の供給が滞ってしまい、機能障害が生じる状態)」や、脳底部にある線条体などが変性することで、ドーパミンが不足してしまうことにより起こる得る疾患である「パーキンソン病(手指の震えや筋肉のこわばりなどから始まって、徐々に進行していくと、高度の運動障害が見られるようになる状態)」などの場合は、脳神経障害に当たります。これは中年世代に特に多いと言われています。さらには、アトピー体質の人に生じる湿疹である「アトピー性皮膚炎」などによる皮膚疾患もあります。最後に睡眠関連運動障害として、「周期性四肢麻痺(上・下肢の筋肉に力が入らなくなって、運動が出来なくなる発作が、ある期間を置いて繰り返し生じる疾患)」、や「PLM」、「むずむず脚症候群RLS(身体末端の不快感や痛みによって、特徴付けられている慢性的な病態)」になります。

身体的要因による不眠の原因2

不眠の身体疾患の続きになります。また、消化器疾患として、胃液が逆流して食道に起こる炎症である「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん、食道下部の括約筋が緩むことで、食道の動きが鈍るなどが原因として、ひどい胸焼け・胸痛・喉に酸っぱい液が上がって来るなどの症状がある)」や、「胃潰瘍(いかいよう、みぞおちの痛み・胸焼け・吐血などが見られ、大出血や胃穿孔を起こすことがある、胃壁に潰瘍が発症する疾患)」などが挙げられます。ちなみに、同じ症状にあっても、炎症が認められないものを含めると、胃食道逆流症と言われます。内分泌代謝疾患としては、バセドー病を初めとする甲状腺ホルモン過剰症である「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう、甲状腺の機能が異常に亢進した状態で、血中の甲状腺ホルモンが過剰となり、それによって症状が現れる状態)」や、身体に急速的に脂肪が付いていき、顔が丸くなり、多毛や糖尿、高血圧や無力症などを伴う「クッシング症候群(副腎皮質を刺激しているホルモンが、過剰に分泌されて起こる病気)」などがあります。

身体的要因による不眠の原因1

不眠(症)という状態に陥ってしまう、身体疾患として、代表的なものがいくつか存在します。まずは、「狭心症(きょうしんしょう、心臓部が締めつけられるような、一過性の痛みを主症状とする病気)」や「心不全(心臓にあるポンプ機能が低下することにより、肺や全身に必要な量の血液を送り出すことが出来なくなった状態)」などによる心疾患です。それから、「気管支喘息(アレルギーや自律神経に変調などが起こることで、気管支の痙攣収縮、粘膜の浮腫、粘液分泌の増加などが起こって気道が狭められて、発作的に喘鳴を伴う呼吸困難を呈した病気)」や、息切れや咳嗽(がいそう)、喀痰(かくたん)の増加などを主な症状としている進行性肺疾患の1つである「慢性閉塞性肺疾患(肺の生活習慣病とも言われる、喫煙などによって有害物質を長期間にわたって吸入することにより引き起こされる肺の機能低下や慢性炎症)」、「睡眠時無呼吸症候群(眠っている最中に、数秒から数十秒呼吸が止まることがあり、息苦しくなって目覚めることが一晩に数回、繰り返してしまう病気)」などによる呼吸器疾患です。

不眠(症)の原因はあるのか?

現在までに解明されている中で、不眠症にあたる「不眠」という状態に陥る場合、その原因は1つに限らないということです。まず考えられることが、身体的な要因です。この場合、「関節リウマチ(複数の関節の痛みやはれ、変形や運動障害を主症状とする病気)」による痛みによって眠れなくなることです。関節リウマチは、女性に特に多いと言われています。初めのうちは、朝起きた時の手指のこわばりなどが見られます。それから、軽快と増悪を繰し返しながら進行していき、関節が破壊され、筋の萎縮(いしゅく)などが生じることにより、高度な障害となるわけです。膠原病(こうげんびょう)の1つだと言われています。そして、気管支喘息(ぜんそく)やアレルギー性鼻炎、花粉症、蕁麻疹(じんましん)などの「アレルギー性疾患(アレルギーが原因として考えられる病気)」によるかゆみによって、不眠となることがあります。さらには、「発熱」、「喘息(息を吐き出すのが困難であり、喘鳴を伴った発作性の呼吸困難を主とした症候群)」発作などが主として挙げられます。

定義としての不眠症とその分類2

1日でも上手く眠れない日があると、私たちは不眠症ではないかと不安になります。しかし、安易に不眠症と自己診断せずに、不眠症についての知識を頭に入れておくことが大切です。不眠症ではまた、おおまかな4種類に分けられているのです。まず1つめは、「入眠障害(にゅうみんしょうがい)」と言われるものです。この種の時には、寝つきが悪くなり、なかなか眠れないという症状になります。そして、寝つくことに30分~1時間以上かかる場合には、これに該当します。2つめは「中途覚醒(ちゅうとかくせい)」です。1度寝てから朝起きる時間までに、何度も目が覚めてしまう状態を指します。特に、中高年に多いと言われています。3つめが「早朝覚醒(そうきかくせい)」です。これは、朝早く目が覚めてしまって、それからもう1度眠りに入ることが出来ない状態を指します。そして最後の4つめが、「熟眠障害(じゅくみんしょうがい)」になります。これに相当する場合、たくさん睡眠時間は取っていても、常に眠りが浅い状態であって、熟眠感が得られないということです。

定義としての不眠症とその分類1

今や私たちに身近となった「不眠症」という病気は、各個人が睡眠困難(眠りに陥るのが難しい状態)を訴えている状況だと、医学的には定義されています。特別な疾患もなく、健康で、普通の人であっても、誰でも1度は経験したことがあるのではないでしょうか。例えば悩みやストレスなどで、寝たいのに眠れない、という状態に陥った時、自分はもしかして不眠症なのではないかと考えることも、しばしばあることです。不眠症には、特徴があります。それは、入眠困難な状態が長引いたり、睡眠時間や睡眠自体の質が悪化したりします。そして、それぞれが睡眠や医療、精神疾患へと関与すると認められています。ちなみに、起きている間であっても、不眠症という機能障害は続いてると考えられています。先に述べたように、不眠症の一般的・基本的な概念としては、入眠困難や睡眠を維持することが困難であったり、体力の回復に繋がらない浅い睡眠であったりすることです。そこから、日中での活動において、阻害因子が現れたり、苦痛や不快と捉えられる状況が、1ヶ月以上も続いていることを示しています。

低体温を解消する

近年、大人も子供も低体温が増えています。子供は、昔のように外で遊ぶことも少なくなり、室内でゲームなどをして過ごすことが影響しています。大人は、車や電化製品を利用して、体を動かさない生活を送っていることが影響しています。

低体温になると、「病気になると治りにくい」「元気よく動き回るパワーが出にくい」「疲れやすい」、そして「寝つきが悪くなる」といった悪影響がでてきます。つまり、低体温になると、不眠につながるのです。

低体温を解消するには、よく体を動かすことが大切です。日々しっかりと歩いたり、運動したりすることをお薦めします。しかし、運動する時間が平日にはなかなか確保できないという人もいるかと思いますので、部屋の中でも簡単にできる動作を紹介します。

【首をこするマッサージ】

首には「人迎」というツボがあり、この部分をこすると新陳代謝がよくなり、体が温まります。

①「人迎」というツボを探してください。「人迎」は、のどぼとけから左右1.5センチずつ離れたところにあります。このツボは新陳代謝を活発にする甲状腺があるところです。

②両手の指をそろえて、「人迎」をそっと上から下へこすってください。

【おなかをこするマッサージ】

腸は体温をつかさどる場所なので、軽い刺激を数分与えただけで体が温まってきます。

①へその周辺を手のひらでぐるりと円を描くようにやさしくなでます。そうすると、数分で体が温まってきます。

市販の睡眠薬について

時差ボケや一時的な不眠の場合に限っては、薬局などで市販されている睡眠薬を試してみるのも、一つの選択肢です。

市販の睡眠薬は、安全性を考慮して、病院で処方される薬より効きめが穏やかです。酸棗仁や川芎といった漢方の生薬を含んでいるものもあります。効能は、神経の興奮を鎮めたり、筋肉の緊張をほぐしたり、血液の循環をよくしたりするものが主です。疲れすぎ、イライラ、緊張で神経が高ぶって眠れないという人にも有効的です。睡眠薬というより、体が眠る環境を整えるようにする鎮静薬といったものです。

また、メーカーによって効能の差はさほどないので、市販の睡眠薬を飲んでも眠れなかった場合は、他のメーカーの睡眠薬を試すよりも病院で処方してもらう方が賢明です。

特に、うつ病を原因とする不眠の場合、市販の睡眠薬では効かないことがほとんどです。不眠が1か月以上続く場合や、うつ病が原因と考えられる場合は、精神科や心療内科で受診することをお薦めします。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中にいびきをかき、呼吸が弱くなったり、何回も止まったりします。起きたときに熟睡感がない、頭痛がする、のどが渇くといった症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられます。

睡眠時無呼吸症候群になると、いきびや無呼吸のために夜間の眠りが十分にとれず、日中に耐えられないほどの眠けが生じます。イライラしたり、集中力が散漫になったり、やる気が起きない、だるい、といった症状も現れます。

太った人は、上気道の内腔が脂肪で狭くなります。仰向けに寝て舌根が下がると、上気道が更に狭くなって空気が通りにくくなります。睡眠時無呼吸症候群は、酸欠から動脈硬化を引き起こし、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの誘因になることもあるのです。妊娠中に発症すると、胎児が酸欠になることもあります。

また、あごが小さい、首が短くて太い、鼻の通りが悪い人は、太っていなくても睡眠時に呼吸がしにくくなります。

睡眠不足症候群

慢性的な睡眠不足があるのに、これに気づかずに睡眠不足の弊害が出て、三か月以上続いている状態を「睡眠不足症候群」といいます。

睡眠不足症候群では、慢性的な睡眠不足のために、日中の眠気が強くなり体調が悪くなります。午前中は気力でもたせることができても、午後から夕方になるとだんだん頑張りが利かなくなります。また、普段の睡眠時間が短いので、予定のない週末や休暇時になると、睡眠時間が長くなり体調がよくなります。

睡眠不足症候群は、生活パターンが夜型になっている人によくみられます。朝は決まった時間に起きなければならないため、夜遅くまで起きていると、その分、体に必要な睡眠時間が削られてしまいます。原因はわからないが、体がだるかったり、イライラする、注意力が散漫になる、疲れやすいという場合には、睡眠不足症候群の可能性があります。なので、普段の睡眠が足りているか今一度チェックしてみましょう。

睡眠不足が続くと、体によくない負荷が溜まっていくようになります。その溜まっていく負荷を減らしていくには、意識して睡眠時間を確保することが大切です。必要とされる睡眠時間が確保できない場合は、日中に15分程度の仮眠をするなどの工夫をして、負荷を軽減するようにしてください。

睡眠薬の種類

現在、主として使われているのは、ベンゾジアゼピン系の薬と非ベンゾジアゼピン系の薬です。

ベンゾジアゼピン系の薬には、眠りに導く催眠作用と、気分をほぐす抗不安作用、筋肉をほぐす筋弛緩作用があります。薬の種類によって、その効果は異なります。

不眠に対するこだわりや不安が強い人、頭痛や肩こりがある人には、抗不安作用や筋弛緩作用が強い薬が適しています。不眠に対するこだわりや不安が強くない人、高齢者には、抗不安作用や筋弛緩作用が弱い薬を使用します。

非ベンゾジアゼピン系の薬は、筋弛緩作用や抗不安作用はほとんどありません。

 

【不眠症のタイプ別に適した睡眠薬】

①A :不眠へのこだわりや不安は強くない・脱力、ふらつきやすい・高齢者など+入眠障害がある人

ゾルピデム(マイスリー)、ゾピクロン(アモバン他)

①B:不眠へのこだわりや不安は強くない・脱力、ふらつきやすい・高齢者など+中途覚醒・早朝覚醒がある人

クアゼパム(ドラール)

②A:不眠へのこだわりや不安が強い・頭痛や肩こりがある+入眠障害がある人

トリアゾラム(ハルシオン他)、ブロチゾラム(レンドルミン)、エチゾラム(デパス)

②B:不眠へのこだわりや不安が強い・頭痛や肩こりがある+中途覚醒・早朝覚醒がある人

フルニトラゼパム(サイレース、ロヒプノール)、ニトラゼパム(ネルボン、ベンザリン)、エスタゾラム(ユーロジン)

③A;肝機能障害、腎機能障害がある+入眠障害がある人

ロルメタゼパム(エバミール、ロメラット)

③B:肝機能障害、腎機能障害がある+中途覚醒・早朝覚醒がある人

ロラゼパム(ワイパックス)

睡眠薬の処方

睡眠薬というと、多くのひとはあまりよいイメージをもっていないと思います。「睡眠薬は副作用が怖い」「使うとやめられなくなる」「長くつかうとぼける」などと考えている人も多いです。

たしかに、かつて使われていた睡眠薬は、使い続けているうちにだんだん効きにくくなったり、止めにくくなる、あるいは間違って服用すると生命に関わるものがありました。

しかし、現在主に使われているベンゾジアゼピン系という種類の薬は、以前よく使われていた薬よりも、ずっと安全性の高い薬です。用量を守って正しく服用し、自己判断で止めたりしなければ、確実に効いてきます。また、重大な副作用が少なく、くせになりにくくなっています。

ただし、薬はどんなものでも、効用と裏腹に何らかの副作用があります。なので、特に最初の処方では医師と相談し、できるだけ量を控え、自分と薬の愛称を探りましょう。薬が期待していたより効かなくても、自己判断で中止するのではなく、まずは医師に相談してください。

どうしても薬を使いたくない場合、生活面でできることを正しく改善すると、それでよくなることもあります。できれば、それに越したことはありません。

睡眠専門医がいる医療機関⑥

日本睡眠学会の認定を受けた認定医療機関、認定医が所属している医療機関です。(認定医は、所属が変更している場合があります。)なお、認定医療機関、認定医とも、睡眠時無呼吸症候群だけを対象とする場合が多くあります。事前に受診目的、主な症状などを伝え、該当する診療を受けることが可能か確認してください。

 

【九州・沖縄】

霧ヶ丘 つだ病院(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

福岡県北九州市小倉北区霞ヶ丘3-9-20  ☎093-921-0438

 

有吉祐睡眠クリニック(日本睡眠学会認定医療機関)

福岡県北九州市小倉北区香春口1-13-1  ☎093-921-4133

 

国立病院機構福岡病院(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

福岡県福岡市南区屋形原4-39-1  ☎092-565-5534

 

久留米市大学医学部附属病院(日本睡眠学会認定医療機関)

福岡県久留米市旭町67  ☎0942-35-3311

 

睡眠呼吸センター福岡浦添クリニック(日本睡眠学会認定医療機関)

福岡県福岡市中央区六本松2-12-19 BCCビル9階  ☎092-737-2111

 

大島病院(日本睡眠学会認定医療機関)

佐賀県三養基群みやき町大字白壁4287  ☎0942-89-2600

 

日本赤十字社長崎原爆諫早病院(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

長崎県諫早市多良見町化屋986-2  ☎0957-43-2111

 

小鳥居諫早病院(日本睡眠学会認定医療機関)

長崎県諫早市栄田町38-16  ☎0957-26-3374

 

大分大学附属病院

大分県由布市狭間町医大ヶ丘1-1  ☎097-549-4411

 

佐藤クリニック睡眠呼吸障害センター(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

大分県大分市金池町2-8-18  ☎097-535-0480

 

くわずみ病院(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

熊本県熊本市神水1-14-41  ☎096-381-2248

 

鹿児島厚生連病院(日本睡眠学会認定医療機関)

鹿児島県鹿児島市天保山町22-25  ☎099-252-2228

 

高岡病院(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

鹿児島県鹿児島市照国町7-17  ☎099-226-1370

 

名嘉村クリニック 睡眠呼吸センター(日本睡眠学会認定医療機関)

沖縄県浦添市伊祖4-2-1-201  ☎098-870-6600

睡眠専門医がいる医療機関⑤

日本睡眠学会の認定を受けた認定医療機関、認定医が所属している医療機関です。(認定医は、所属が変更している場合があります。)なお、認定医療機関、認定医とも、睡眠時無呼吸症候群だけを対象とする場合が多くあります。事前に受診目的、主な症状などを伝え、該当する診療を受けることが可能か確認してください。

 

【近畿】

滋賀県医科大学医学部附属病院(日本睡眠学会認定医療機関)

滋賀県大津市瀬田月輪町  ☎077-548-2111

 

大阪医科大学附属病院(日本睡眠学会認定医療機関)

大阪府高槻市大学町2-7  ☎0726-83-1221

 

阪南病院(日本睡眠学会認定医療機関)

大阪府堺市八田南之町277  ☎0722-78-0381

 

大阪回生病院 睡眠医療センター(日本睡眠学会認定医療機関)

大阪府大阪市淀川区宮原1-6-10  ☎06-6393-6234

 

上島医院 南大阪睡眠医療センター(日本睡眠学会認定医療機関)

大阪府大阪狭山市西山台1丁目24-20  ☎072-365-6579

 

大阪大学医学部附属病院

大阪府吹田市山田丘2-15  ☎06-6879-5111

 

ますたに呼吸器クリニック(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

大阪府大阪市都島区片町1-5-4  ☎06-6351-2322

 

天理市立病院睡眠呼吸障害センター(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

奈良県天理市富堂町300-11  ☎0743-63-1821

 

前田呼吸器科クリニック(日本睡眠学会認定医療機関、睡眠時無呼吸症候群を主体に診療)

兵庫県神戸市中央区磯辺通3-2-11 三宮ファーストビル2階  ☎078-251-4159

 

【中国・四国】

国立病院機構鳥取医療センター(日本睡眠学会認定医療機関)

鳥取県鳥取市三津876  ☎0857-59-1111

 

鳥取大学医学部附属病院(日本睡眠学会認定医療機関)

鳥取県米子市西町36-1  ☎0859-33-1111

 

広島大学医学部附属病院

広島県広島市南区霞1-2-3  ☎082-257-5555

 

広島睡眠クリニック

広島県広島市西区観音町13-18 ドルミーレ2階  ☎082-532-6651

 

土屋医院(日本睡眠学会認定医療機関)

山口県宇部市上町2-3-11  ☎0836-33-8116

 

島根大学医学部附属病院

島根県出雲市塩冶町89-1  ☎0853-20-2070

 

高知鏡川病院(日本睡眠学会認定医療機関)

高知県高知市城山町270  ☎0888-33-4328

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